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11月, 2014の投稿を表示しています

元ボスと飲む ロックミュージシャンとプログラマーに定年はない

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昨日(11/6)は、私のリスペクトする元ボス(上司)M氏と博多で飲む。 M氏はP社を退社してから、自らベンチャー企業イーグレットコムを経営する社長さん。 イーグレットのWebはこちらから M氏は京大卒の東大大学院卒のクールな学歴を持つ65歳、現役のプログラマー(コーダー)でもある。 行った店は、博多駅の近くにある台湾料理店「台北」。 ここは、飲み放題、店のメニュー(デザートを除く)何でも食べ放題で¥3,600-ナリ。 かなりリーズナブルでお勧めのお店です。 台湾料理をつまみにビール・紹興酒を飲みながらいろいろな話をします。 話題1 ニューロコンピュータ IBMが猫の脳ぐらいの神経数を持つニューロコンピュータのチップを作った話題から、ノイマン型コンピュータ(今のプログラムで動いているコンピュータ)と非ノイマン型コンピュータ(人間のように学習するコンピュータ)の話になります。 ニューロコンピュータとは人間の脳の神経細胞を模した全く違うアーキテクチャーのコンピューのこと。 M氏によるとニューロコンピュータ(非ノイマン型の本命)のチップの難しさは、1細胞辺り10万入力ある人間の脳を電子的にどう実現するかにあるとのこと。 今のLSIでは結線が難しい、でもいずれ人口知能を実現するには本命となることで2人は納得。 話題2 ビートルズ お互いにビートルズファンですが、M氏はリアルタイムでビートルズの"Please Please Me"を聴いています。 ビートルズはアルバム「ラバーソール」を境に前期、後期を分かれますがM氏は前期がいいと言う。 前期のコード進行の斬新さは凄いらしい。 私は、中学の時”Let it Be”からビートルズを知った年代なので、やはり後半が好きです。 全ての音楽的な実験はビートルズがやってしまったと言うのが二人の結論。 話題3 コーディング 二人ともプログラム(IT業界ではコードCodeと呼ぶ)を現役で書いているコーダーです。 コーダーって日本では3K的な残念なイメージがあるけど、シリコンバレーに行ったら超クールな職業。 ソフトウェアとロックミュージックは似ているっていう話題になる。 2つとも新しいものだったから当時は60過ぎたロックミュージシャンもコーダーもいなかった。 年寄りには無理って

博多・天神落語まつり 落語とJazzは似ている

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11月3日(月)はozs、友人kと恒例の天神落語まつりに行ってきました。 六代目三遊亭円楽プロデュース博多・天神落語まつりは今年で8年目となる、秋の風物詩。  福岡には寄席がないので落語をまとめて生で聴ける機会はあまりありません。 だからこの落語まつりは貴重なイベント。 プロの噺家の落語を始めて「生」で聴いたのが大学生の頃。 友達が「落研(落語研究会)」にいたためチケットを買わされた。 この時の落語が三遊亭円楽、これは面白かった。 やはり落語は「ライブ」に限ります。 キャナルシティーで行われた味各各の東西会。 東京、上方の個性的な面々の噺が楽しめます。 お目当ては、春風亭一之輔と立川志の輔。 春風亭一之輔(東京) 今若手で一番注目されている人。 マクラ(オープニングから噺に入るまでのツカミの語り)がスマートで面白い。 「鈴ヶ森」泥棒の噺ですが、声がよく通っているため臨場感があります。 柳屋花録(東京) 人間国宝であった5代目柳家小さんは母方の祖父に当たる落語会のサラブレット。 若手の部類に入ると思います。 なんでも知っていた昔のご隠居さんは、今ならGoogleだっていうマクラが面白い。 「つる」はご隠居と与太郎の噺。「つる」の由来の説明がドンドンとズレていく所が笑えます。 桂福圓治(上方) 手話落語もできるベテラン落語家。 「花の狂歌」は鼻を切り取られてしまったお侍の噺。 差別ギリギリのテレビでは放送出来ないシチュエーションですが、少しお年寄りすぎたか? 三遊亭歌之介(九州?) 出身地の鹿児島弁で落語をする噺家さん。 「若の春」は創作落語ですが、鹿児島弁で東京「日暮里」の噺をされても・・・私にはヒットせず。 仲入り 桂ざこば(上方) テレビでも有名な桂ざこばは以前見た時はあまり面白くなかったので、期待していませんでした。 しかし、マクラは短めで本来の落語で聞かせます。 古典落語「青菜」はおっチョコイな庭師のシチュエーションコメディー。 頭の中にできるイメージが面白く笑えました。 やはりこの人は噺が上手い。 立川志の輔(東京) 立川談志の志を継ぐ、今乗りに乗っている噺家。 三宅裕司もいた名門明治大学の落研出身のエリートです。 NHKの「ためしてガッテン」の司会でも有名です。 マクラは「リニア新幹線」、この説明が

岡崎京子meetsボリス・ヴィアン(うたたかの日々)

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すっかり、勝手にシリーズ化してしまった「岡崎京子」です。 図書館で「岡崎京子」の本を借りまくっている。 他に借りる人はいないので、自分だけのマイブームです。 今回の作品はボリス・ヴィアンの作品「うたかたの日々」のカバーマンガ。 ボリス・ヴィアンは、フランスの作家、詩人、ミュージシャン。 確か、中学の頃に読んでいました。 とにかく画がスタイリッシュでフェミニンでCool!! 舞台はフランスだから、全編ヨーロッパ的な雰囲気が漂う。 フランス映画を観ている感じがする。 テーマは「音楽のような作品」です。 ボリス・ヴィアンもミュージシャンでした。 作品に登場する奇妙なDJマシーン。ここのセンスが「岡崎京子」です。 手塚治虫もかつて使った均等コマ割り。 正に、マンガと小説と音楽的なリズムのマッシュ・アップ。 お洒落。 女性が描くとセクシーに見える信号と思われるメカニックオブジェ。 曲線の使い方が男には真似できない。 作品中、均等コマ割りが多用されますがグラフィックとしての美しさがある。 美しいパリスの夜景。 スッキリした線が静寂を表す。 これは、「画」として傑作ではないかと思います。