博多・天神落語まつり 落語とJazzは似ている
11月3日(月)はozs、友人kと恒例の天神落語まつりに行ってきました。
六代目三遊亭円楽プロデュース博多・天神落語まつりは今年で8年目となる、秋の風物詩。
福岡には寄席がないので落語をまとめて生で聴ける機会はあまりありません。
だからこの落語まつりは貴重なイベント。
プロの噺家の落語を始めて「生」で聴いたのが大学生の頃。
友達が「落研(落語研究会)」にいたためチケットを買わされた。
この時の落語が三遊亭円楽、これは面白かった。
やはり落語は「ライブ」に限ります。
友達が「落研(落語研究会)」にいたためチケットを買わされた。
この時の落語が三遊亭円楽、これは面白かった。
やはり落語は「ライブ」に限ります。
キャナルシティーで行われた味各各の東西会。
東京、上方の個性的な面々の噺が楽しめます。
お目当ては、春風亭一之輔と立川志の輔。
春風亭一之輔(東京)
今若手で一番注目されている人。
マクラ(オープニングから噺に入るまでのツカミの語り)がスマートで面白い。
「鈴ヶ森」泥棒の噺ですが、声がよく通っているため臨場感があります。
柳屋花録(東京)
人間国宝であった5代目柳家小さんは母方の祖父に当たる落語会のサラブレット。
若手の部類に入ると思います。
なんでも知っていた昔のご隠居さんは、今ならGoogleだっていうマクラが面白い。
「つる」はご隠居と与太郎の噺。「つる」の由来の説明がドンドンとズレていく所が笑えます。
桂福圓治(上方)
手話落語もできるベテラン落語家。
「花の狂歌」は鼻を切り取られてしまったお侍の噺。
差別ギリギリのテレビでは放送出来ないシチュエーションですが、少しお年寄りすぎたか?
三遊亭歌之介(九州?)
出身地の鹿児島弁で落語をする噺家さん。
「若の春」は創作落語ですが、鹿児島弁で東京「日暮里」の噺をされても・・・私にはヒットせず。
仲入り
桂ざこば(上方)
テレビでも有名な桂ざこばは以前見た時はあまり面白くなかったので、期待していませんでした。
しかし、マクラは短めで本来の落語で聞かせます。
古典落語「青菜」はおっチョコイな庭師のシチュエーションコメディー。
頭の中にできるイメージが面白く笑えました。
やはりこの人は噺が上手い。
立川志の輔(東京)
立川談志の志を継ぐ、今乗りに乗っている噺家。
三宅裕司もいた名門明治大学の落研出身のエリートです。
NHKの「ためしてガッテン」の司会でも有名です。
マクラは「リニア新幹線」、この説明が実に面白くてよく出来ています。
「新八五郎出世」はがさつな大工がお侍に出世する人情話。
とにかく噺と間が上手い。テレビではこの間のライブ感は伝わらないだろうと思うぐらい、引っ張ります。「何様でと思っているのか?」「殿様だよ」は活字にすると面白くないけどライブで聞くと相当ハマります。
笑って泣かせる。
千秋楽なので、かなり時間をオーバーしての大熱演。
非常に良かった、改めの落語は偉大な日本の話芸だと思いました。
落語はライブ(ハコで聴く)に限ります、噺家の観客の反応を見ながらのアドリブが、会場との一体感を生む。
Jazzもライブ(ハコで聴く)がイイ。
ある意味落語とJazzと似ている。
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