イプシロンの発射中止はなぜ?
かなりの盛り上がりをみせた国内ロケット・イプシロンですが、発射中止となりました。
27日打ち上げられる予定だった国産の新型ロケット、イプシロンですが、打ち上げ約19秒前に自動停止し、打ち上げは中止されました。
鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられるため、多くの見学者が集まったとのことです。
近くの肝付町の宿泊施設はほぼ満員で、キャンピングカーやテントで一夜を過ごした人も多い。スペースシャトル打ち上げを見学するフロリダのケネディー宇宙センターみたいな感じです。
私も、新型ロケット・イプシロンの応援者の一人です。
やはり、国産のロケットは飛ばし続けないとダメです。
宇宙産業、ロケット産業はコレからの未来の産業。
傾きセンサーが異常を検出したらしいが、どうも傾きには異常はないとのことです。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の発表によるとロケットと管制室間のコンピューター通信に問題があったらしい。ロケットは、危険性を考えて、何かあったら止まる方向に動くように設計されています。
これが、フェイル・セーフ(失敗があっても安全)と呼ばれる設計方法。
今回のイプシロンは、コストダウンのためにコンピューターを大幅に取り入れて、ソフトウェアで色々な制御をします。ソフトウェアの規模はかなりなものになっていると思われる。
おそらく、原因はソフトウェアのバグではないかと思われる。
フェイル・セーフなので何かバグがあったら止まる。
今頃、JAXAでは、ソフトウェア作成者が集まって、ログとかの解析を必死で行っていると思われます。多分徹夜でしょう。
失敗が許されないロケットを飛ばす技術者のプレッシャーは相当なものだと思いますが、頑張って欲しい。
我々も気長に待ったほうがいいと思います。
なぜならロケットは未来に対する投資だから、多少慎重なほうがいい。
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