サムソンvs.Apple 韓国のIT産業の行方


現在、サムソンvs.Appleのスマートフォンを巡る特許訴訟が泥沼化しております。くもり

2012年8月、カリフォルニア州連邦地裁の陪審団は、アップルが主張したサムスンの特許侵害を一部認め、10億5000万ドル(約1080億円)を支払うよう命じました。
その後、賠償額の再計算があり、最終的には9億3000万ドル(955億円)で金額が確定しています。

この金額もかなり高いけど、アップルが求めていた恒久的な製品販売の差し止めは認められませんでした。一度は話し合いがおこなわれましたが結局合意できずに3月から再び裁判が始まる見込みです。

再開される裁判では、サムスンの新しいスマートフォンである「ギャラクシーS3」も対象になるといわれています。
新型の製品が対象になった場合、賠償金額がさらに跳ね上がる可能性もあるし、製品の差し止めとなればサムソンにとっては痛手です。


これが、サムソンのギャラクシーとAppleのiPhoneの製品のタイムライン(年表)。
サムソンが自社スマートフォンを出す時に、徹底的にiPhoneを研究して真似したのは有名な話です。
iOS7でも判るように、Appleはデザイン・ユーザーインターフェースに命をかけている会社なのでこれには真っ向勝負します。

AppleはAndroid陣営をけん制しつつ、一番のシェアを持ち、かつ知財に対して確信犯であるサムソンを叩く作戦です。
盗まれたもは取り返す。

サムソンの売上高は2013年で230兆ウォン(約22兆円)韓国の国内総生産(GDP)の約20%に達します。
その利益の7割はIT・モバイル事業部が占めると言われています。
韓国経済そのものがスマートフォンのギャラクシーに依存している危ない経済構造。


ここに来て、サムソン不利な感じになってきているのは、東芝の技術データ流出事件。

東芝はスマートフォン、パソコン、SDカード等にたくさん使われているフラッシュメモリ(電気を切っても内容が残る画期的なチップ)の主要製造メーカーとして有名です。

そのデータ記憶媒体の研究データをライバルの韓国メーカーに不正に渡したとして、警視庁が東芝の業務提携先(サンディスク社)の元技術者の50代の男に対して不正競争防止法違反(営業秘密開示)の疑いで逮捕状を取ったとの事です。
韓国の半導体大手「SKハイニックス」にデータを渡した疑いがあるとの報道。


「韓国の技術って日本とかアメリカの真似じゃん」と言われてきましたが逮捕者が出たことはありませんでした。
でも、日本でリストラされた技術者を雇って半導体、液晶等の技術情報を盗んでいたのは業界では有名な話。

そろそろ日本企業も韓国に盗まれたものを取り返す時期が来ました。

日本メーカーはAppleと特許(知財)の連合を組んだらいいのでは?波




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