ホットドックを絵文字に! グローバライズ(国際化)する絵文字(emoji)


最近、海外で絵文字(emoji)がブームです。晴れ

英語でもemojiと呼ばれている日本発の文字。



この本「Emoji Dick(絵文字ディック)」は19世紀の捕鯨をテーマにした小説「白鯨( Moby-Dick)」を絵文字で翻訳した本です。
Moby-Dickはハーマン・メルヴィルの有名な長編小説。
これを絵文字で書いて、その訳を載せる。


こんな感じです。ボリュームは約800ページ。この絵文字翻訳本は昨年、米連邦議会図書館に収蔵された。本の中では大きな白いクジラの代わりに青いクジラが登場し、エイハブ船長はさまざまな顔や動物、記号などで表現されています。



絵文字は、象形文字文化の日本が、昔から使っていたモノ。
これは江戸時代の般若心経の絵文字バージョン。
数字が、サイコロの目で表されている今でも通用する素晴らしいグラフィック。

そして携帯電話の時代に、絵文字はキャリア(ドコモ、AU,ソフトバンク)がそれぞれ独自の文字を競って開発したおかげで、どんどんガラパゴス化していきました。

そんな日本発の絵文字を国際的にどんな機種でも使えるように、世界標準化に努力したのがユニコードコンソーシアムのメンバーのGoogleとAppleです。

2011年2月に新たに公開された国際規格ユニコード6.0から絵文字(emoji)が採用されました。

しかし、日本発ゆえの問題があります。
おにぎりの絵文字はあっても、米国的なホットドッグがありません。

1948年からホットドッグを販売してきた「スーパードッグ・ドライブイン」で3代目の店長を務めるアースティックさんは「人々はホットドッグの絵文字を求めている」と言ってネットで嘆願書を集めているとのことです。



ホットドッグ好きとメーカーを集めて、「ホットドッグ絵文字同盟」を作り、最近では、ホットドッグ早食い大会で入賞したパトリック・ベルトレッティさんもこの同盟に参加したとのことです。

メキシコではタコスの絵文字を要求する団体も現れたとか。



そんな海外の絵文字の盛り上がりをあざ笑うかのように、日本では絵文字は又勝手に次の進化を遂げています。それがスタンプ。

本当に、日本の美的な感性は進みすぎていますね。
進みすぎてグローバル化出来ない国ニッポン。波







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