投稿

6月, 2014の投稿を表示しています

ビッグデータ-でもワールドカップは予想できない

イメージ
ワールドカップをビッグデータを使って予測する試みがありました。 開催前に米金融大手ゴールドマン・サックスが長年の経済予測モデルを使い、ビックデータからワールド・カップの順位の予測を行いレポートとしてまとめた。 これが Goldman Sachs-report(PDF) [The World Cup and Economics 2014] 手法は、一般的な統計学。 1)ブラジルワールドカップで行われる全64試合について確率モデルを作ります。 2)試合の結果予測は、1960年1月から行われた国際試合(約14,000試合)での勝敗・ゴール数(得点と失点)を回帰分析。 3)試合モデルでは、ゴールの発生はポアソン分布と仮定し、FIFAランキング、最近の試合の勝敗等の変数を使い勝敗を予測する。 最新の金融工学と呼ばれる統計学を駆使した予測。 ちなみに日本の予選リーグ突破の確率は33.8%、優勝の確率は0%でした。 これはあたっている。 しかし、決勝リーグまでの実際の予想的中率は36.11%と悲惨な結果です。 的中率50%以下とは予測とは言えない。 何回も同じチームと対戦するリーグ予想とは異なり国の威信を賭けた一回限りのFootbollの勝敗を予測するのは難しい。 でも、日本対コロンビア戦のように決して奇蹟が起きないのもFootball。 得点だけでなく、ボールの支配率、戦略、選手の精神的な状態、色々な要素があり過ぎる。 Sportは論理でもあり情熱でもある、だから面白い。 Computerがワールド・カップを予測できる日は来るのか?

レキシが面白い 狩りから稲作へ

イメージ
昨日(6/28)は、テンジン大学の歴史サークルなる内輪の集まりに行ってみる。 福岡で歴史に興味のある有志によるちょっとした集まりです。 意外と若い人が多い。 ちょうど黒田官兵衛の大河ドラマの放送もあり、世間ではちょっとした歴史ブームです。 北部九州の歴史で面白いのが古墳時代です。 ちょうど日本が、朝鮮からの文化が入ってきて北部九州辺りに九州王朝ができて、それがいつの間にか奈良の大和王朝に権力が移行していくあたりの歴史の空白地点。 魏志倭人伝から日本書紀の間、邪馬台国の時代。 諸説入り乱れるから面白い。 いま注目されているのは、福岡県糸島市にある弥生時代後期のものと考えられる平原遺跡。 卑弥呼のは母親か姉の墓ではないかと言われています。 そして、ここで話題になったのが「レキシ」という池田貴史によるソロユニット。 日本の歴史好きによる、格好いいラップ音楽。 狩りから稲作へ 縄文時代から弥生時代へ、日本人が農耕民族に移行した歴史が語られている奥深き内容。 他のタイトルも面白く、「古墳へGO!」「墾田永年私財法」 って曲もあります。 レキシマニア(歴史好き)にはたまらない曲。 レキシは面白い。

井上陽水 氷の世界ツアー2014福岡(注意セットリストあり)

イメージ
昨日(6/28)は、Oz's友人kと福岡サンパレスで行われた井上陽水のコンサートに行く。 天神から臨時のバスが出ていたけど、同時にマリンメッセでコブクロのコンサートが行われたいたためでした。 今回は「氷の世界」という40年前の作品をリマスタリング(昔のテープから最新の音に再構築する作業)して再発売した、プロモーションの意味合いもあるツアーです。 なかなかチケットが取れなかったけど、ようやく取れたのが3階の席。 会場は立ち見が出るほどの満席。 さすがに年齢層は高い。 今回は若手中心の構成 lynのChorusが素晴らしい。 Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進  40年前、氷の世界はRecordだった時代に100万枚超えの稀な作品。 単なるforkではなく73年PopMusic。 ここからはSetList(会場によって演目が微妙に異なっているとことがイイ) 01.Love    (John Lennonカバー) 02.感謝知らずの女    「断絶」 03.御免         「二色の独楽 」 ここからが「氷の世界」をAlbumまるごと演奏 04.あかずの踏切り A面 05.はじまり 06.帰れない二人 07.チエちゃん 08.氷の世界 09.白い一日 10.自己嫌悪 11.心もよう   B面 12.待ちぼうけ  13.桜三月散歩道 14.Fun 15.小春おばさん 16.おやすみ 17.リバーサイドホテル  「LION &PELICAN」 18.ジェニー My love    「スニーカー ダンサー」 19.愛されてばかりいると 「LION &PELICAN」   20. 招待状のないショー 「招待状のないショー」  アンコール 21.なぜか上海 「二色の独楽」 22.夢の中へ      「夢の中へ」(single) 23.少年時代      「ハンサムボーイ」 24.眠りにさそわれ 「二色の独楽」  陽水はかな

Androidの新しいOS 放任と統制

イメージ
GoogleがGoogleIO(開発者向け会議)でAndroidの新しいOS(基本ソフト)を発表しました。 正式名称は発表されていませんが、Androidの開発名称はお菓子の名前でABC順に付けられています。 現在の最新版が「Kitkat」なので新しいOSの名称は「Lollipop」(ペロペロCandy)と予想されている。 SmartPhoneの操作性はだいたい2種類に分かれます。 一つがAppleのiOSが載っているiPhone、その他がAndroidと呼ばれるOSが載っているSamson,SONY等の機種。 なぜOS(基本的なソフト)が重要なのかというと、基本的な操作性を決めているのがこの部分だからです。 だからGoogleもAppleのiOSに対抗するために無邪気に新しいAndroidを開発していきます。 しかし今、Androidで問題になっているのが分断化(fragmentation)です。 これは各Android機種の占有率を視覚化したgraph。 Android 搭載機種数は昨年の 3,997 機種から今年は 1 万 1,828 機種に増えたことが分かりました。 GoogleのAndroidは無料で搭載することができるため、色々な企業が色々な機種を好き放題に出している。 37.9%を占める「Jelly Bean」 を筆頭に現在、8つの異なるversionのAndroidが存在しています。 これがAndroidの分断化(fragmentation)の問題。 Googleの民主主義的な放任が、この問題の根本にあります。 一番大変なのは「アプリ」と呼ばれるSoftを開発している企業です。 8種類の微妙に異なるOSに対応しないといけないため面倒くさい、iPhoneだけでいいやと、Androidの「アプリ」開発を断念する企業も出てきています。 一方、AppleのiOSは確実に最新版のiOS7への移行がなされています。 Appleの専制君主的な統制の結果、多くの人びとが最新のOSを使っている。 はたして、どちらがいいかは難しい問題です。 選択肢が山のようにあり混沌とした世界と、非常に制御された整然と整理された世界。 答えは両方必要。 少なくとも、我々はこの2つの世界観を選択できるからです。

カタカナの功罪2 カタカナビジネス用語って?

イメージ
日本人ってこれほど英語コンプレックスを持っているのになかなか英語が話せない。 私も含めて過去、英語にかなりの時間を使ってきたけどなかなか上達しない。 一番の理由は、日本にいる限り必要なければ英語が話せなくても何も困らない。 だって皆同じ日本人で日本語が話せる。 そんな時に、このblogを発見。 業界頻出のカタカナ語・ビジネス用語辞典【100選】 人のことは言えないけど日常会話で使ってしまう流行りの言葉。 何となく使うと格好いいと錯覚してしまう。 いわゆる業界用語でもあり、省略したりもする。 アグリー:同意する アサイン:割り当てる これは結構使う アジェンダ:予定表、目次 これもプレゼンとかで使ってみる エビデンス:証拠 オンスケ:予定通り on schedule 短縮すると恥ずかしい キャパ:容量 capacity シナジー:相乗効果 シュリンク:縮小する これも使います スコープ:範囲 : 等々 皆んなカタカナが好きです。 でも、恥ずかしい日本語でもあります。

不幸の手紙と指数関数的爆発(exponential explosion)

イメージ
小学生の頃、不幸の手紙(はがき)が流行ったことがある。 携帯電話もNetもまだ無く、通信手段は黒電話と郵便だった時代。 突然はがきが届きます。 誰々さんがこのはがきを始めましたからに始まって、最後にこのはがきを5人に送らないとあなたは不幸になると書かれている。 当時、はがき5枚って結構な金額だったけど出した覚えがあります。 一種の流行だった。 不幸の手紙(はがき)は、ねずみ算式に拡散します。 はがきが一日で相手に着くとすると 1,5、25、125,625、3125、・・・ 10日で約100万通(9765625)になる。 これが指数関数、y=aのx乗 a=5、yがはがきの総数 xが日にちになります。 有る時点を堺に急激に数が増えるので、指数関数的爆発(exponential explosion)とも言われます。 最近の電子計算機(computer)の急速な発達により生物学のDNA解析等他の分野の科学がすごい勢いで進歩している。 このことは一つの法則で分かります。 それが Moore's lawと呼ばれる、電子計算機の頭脳の部分の半導体(CPU)の性能、値段が毎年倍々に進歩するという経験則。 回路の集積度数が10のn乗で上がっていくのが分かります。 電子計算機(computer)が技術、科学の進歩を牽引している。 そして今、技術、科学の指数関数的爆発(exponential explosion)が起きつつある。 不幸の手紙(はがき)にならなけれないいのですが。

Glenn Gouldを自分の中で再評価する

イメージ
先週の金曜日のPiano-RecitalでBachのGoldberg Variationsを聴く。 カタカナ禁止一旦解除、Bachはドイツ語なのでバッチではなくバッハと読みます、Goldberg Variationsはゴールドベルク変奏曲。 久しぶりにGlenn Gould演奏のGoldberg Variations(ゴールドベルク変奏曲)が聴きたくなり、聴いてみる。 Glenn Gouldは天才にして奇人Pianoの演奏家。 西洋古典音楽の革命家にして知的で孤独な隠遁者。 Beatlesが1966年から公演旅行を止めてstudioに篭ったのと同じように、Glenn Gouldも1964年から演奏会からの引退を宣言し以降の音楽媒体と放送媒体のみを音楽活動の場とする。 一番有名なのがBachのGoldberg Variations(ゴールドベルク変奏曲)。 Goldberg Variations 1981年録音 Glenn Gouldの墓碑銘(epitaph)といえる不朽の名盤です。 新しもの好きだった彼が斬新で魅惑的なこの演奏をdigital再録音を残した作品。 そして1982年にこの世を去ります。 1982年は、私が会社に入社した年でもある。 今聴き直しても、まるで一人で奥深い森の中にいるような静謐なその音に感動します。 そして恐ろしいぐらい遅いtempoと削ぎ落とされた響きの音楽。 西洋古典音楽は、作曲家の物であると共に演奏家の物でも有ることを証明した名盤。 たまには西洋古典音楽(classical music)も良し。

Recordを巡る冒険25 NewYork Punk,NewWave

イメージ
Punk,NewWaveはNewYorkにも波及します。 はじめに Punk運動(movement)も先鋭的なNew Yorkにも波及して、色々な異なる音楽が出現する。 NewYorkはThe Velvet Undergroundとか元祖Punkが活動していた場所。 No New York 1978年 Punkの次を目指す複数の前衛的Band(楽団?)によるCompilation-Album。 ProducerはBrian Eno。 Brian Enoは80年代にU2のProducerで一躍有名になる。 このRecordを聴いたときは本当に衝撃を受けた、とにかく演奏の速度が速い。 Punk,NewWaveの特徴の一つはとにかくRhythmが速い。 James Chance & the Contortions - I Can't Stand Myself これを聴くと、日本のNewWaveは模倣であることが分かる。 そしてDavid Byrne率いるTalking Heads。 Remain in Light 1980年 Africa-beatを大胆に取り入れたTalking Headsの代表作。 NYNewWaveの代表作でもあります。 Rockはまた次なる進化をした。 Talking Heads - Born Under Punches (The Heat Goes On)  密林的な音楽Punk,NewWaveは新しいRhythmの音楽。 Fear of Music 1979年 これも地味なAlbumだけどBeatが格好いい。 両方共ProducerはBrian Eno。音の処理が当時新しかった。 そして、Blondieも最初はNYNewWaveだった。 Parallel Lines 1979年 とても売れた作品。 なぜかKing CrimsonのRobert Frippが参加して話題になったけど、Robert FrippがDeborah HarryのFunだったらしい。 名曲 Heart Of Glass NewWaveはElectropopに変化。 音楽は変