エネルギー革命はすでに始まっている



皆さんは、シェールガスって聞いたことがありますか?晴れ晴れ

シェールガスとは、頁岩(シェール)層から採取される天然ガス。従来のガス田ではない場所から生産されることから、非在来型とも天然ガス資源と呼ばれています。







こんなかんじで、少ないガスを掻き出す。
このシェール層の岩盤を破砕してガスや石油を取り出す技術がアメリカで開発されたことにより、大量の天然ガスや石油が新たに採掘できるようになりました。これがシェール革命です。






いわゆる、エネルギーのイノベーション(革命的な発明)が2012年にアメリカで登場しました。

日本で、原発をどうするかという議論をしている間に、アメリカは静かにエネルギー革命を起こしていました。








重要なのはコストにあります。
1キロワットあたりのコストが、石油10円、風力20円、太陽光35円というのに対し、シェールガスはたったの6円です。
しかも埋蔵量が少なくとも150年分、実際には300年以上もあるともいわれています。
なおかつ、CO2排出量は石炭に対し40%、石油に対し15%も少ない。


米国はこのシェールガスの取り出しについて独占的な知財権で固めており、ピンポイントで見つけ出し、堀り上げ、精製まで持ち込むすべての工法を確立しています。

このエネルギー革命により、アメリカの中東政策が変わります。
つまり、エネルギーが自給自足できることにより、中東問題にアメリカが関与する必要がなくなる。

中東戦争、イスラエル問題はアメリカが石油輸入国だったことが原因です。

エネルギーを中東に頼らざるを得なかった。

しかし、アメリカはエネルギー輸出国に変わろうとしています。

これにより、アメリカはITの先進国だけではなく、エネルギー輸出国になります。
そして安いエネルギーコストを武器に製造業を強化してきます。

「エネルギー」問題は、国家戦略でもあります。

その答えは「自給自足」にあります。
国家が独立して継続していくためには、「エネルギー」を自給する必要があるのです。

自給することがキーワード。これが戦略。アメリカはこの戦略で勝ちました。

どうする日本。波

コメント

  1. 日本の場合は海洋国なのでメタルハイドレードを海底から吸い上げて
    使うのが良いと思ってますが。。。そのための技術力強化が進んで無い
    のが残念ですね。

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  2. 技術をシフトすべき
    テレビ作っている時代じゃないね

    返信削除

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