アトリエがファクトリーに変わる。アメリカン・ポップアート展


今日(8/10)は、六本木の国立新美術館のアメリカ・ポップ・アート展へ。晴れ晴れ


アンディ・ウォーホル作「パワーズ・キミコ」のポートレイト
この色使いがポップ。


国立新美術館は、東京の美術館で一番好きな建物。建築設計は黒川紀章、ロゴ及びアートワークは佐藤 可士和。


青山霊園が近くにあり、都心でも緑が多い場所。
この建物は、非常に素晴らしい。



今回は、アメリカのポップアートの有数のコレクターのジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻のコレクション。

コレクターでもあるし、ポップアートのパトロン(ベンチャー企業のファウンダーみたいなもの)でもあります。
キミコ夫人は、アンディ・ウォーホルが肖像画を描いたほど、ポップアート界では有名な日本人。

ロバート・ラウシェンバーグ(知りませんでした)、ジャスパー・ジョーンズら先駆者たちから、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、クレス・オルデンバーグ、ジェイムズ・ローゼンクイスト、トム・ウェッセルマンらの巨匠たちの全206作品が一同に観ることができる非常にお得な美術展。


50年代から70年にかけてアメリカン・ポップ・アートは、絵画が印象派から抽象絵画に進化した後のポップ(大衆化)に向かったエポックメイキングなムーブメント。
ファインアートから、ポップアートへ。絵画(一枚しか無いもの)からリトグラフ・シルクスクリーン(複製が可能な絵画)へ。
複製絵画は、アートを量産する時代に入ったことの象徴です。


ロイ・リキテンスタインは、コミックを引用した。
引用もポップアートの重要なアイディア。

やはり、アンディ・ウォーホルのコーナーは圧巻です。
今回のイチオシは、有名なアンディ・ウォーホル200個のキャンベル・スープの画です。日本初上陸、おそらくもう観れないのではないか。

アンディ・ウォーホルは自分の工房のことをファクトリーと呼んでいた人ですが、この200個のキャンベル・スープは、シルクスクリーンではなく油絵です。量産前の画。

同じように見えて、全てが異なる缶の画が面白い。

40年たっても、カッコイイ、ポップなアート。8/7-10/21まで開催中。波波







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