革命が21世紀のビジネスになる日
革命(レボリューション)って言葉には惹かれるものがあります。
革命家というと、私の中ではチェ・ゲバラです。
キューバ革命後に、彼はキューバを離れ、国際的な革命闘争に参加する。
アフリカで参戦し、その後、ボリビアに転戦、ボリビアでの様子を記した日記は『ゲバラ日記』として死後刊行されました。(読みました。)
赤いキリストとも呼ばれた。
1967年10月9日 バジェグランデで銃殺刑されます。
39歳の生涯、正に思想は行動して初めて思想となるを実践した戦士。
20世紀の革命と言えば共産主義への革命でしたが、21世紀は民主主義への革命へと変化します。
東欧から中東へその動きは止まりません。
5月トルコ各地で大規模な反政府デモが勃発。
五輪招致レースの最中、「トルコ暴動」は世界に衝撃を与えました。
実はデモを裏から煽ってビジネスにしていたチームがいるとのことです。
あの「アラブの春」をはじめ世界各国のデモや暴動、革命の場で使われていた「謎の拳マーク」という共通点から革命をビジネスとして輸出しているチームがありました。
旧ユーゴスラビアの「オトポール(Otpor)」です。
オトポールはユーゴスラビア連邦共和国の青年運動グループで、スロボダン・ミロシェヴィッチ退陣をもたらした2000年の闘争を主導したことで広く知られています。
革命のノウハウを体系化して、それを周辺各国に広げる「革命の輸出者」とも言われている。
ノウハウ1.革命のシンボルを作りTシャツにしたり、旗にして若者にアピールする。
いわゆるイメージ戦略。
ノウハウ2.革命のノウハウをマニュアルにして、このマニュアルをもとに行動する。
革命をフランチャイズする。
これが、革命のマニュアル。「効果的な非暴力のために(a guide to effective nonviolent struggle)」
マニュアルは、ここで入手できます。
問題は、これがビジネスになっている事にあります。
エジプト革命もこのチームが関わったとされていますが、数億円がコンサルタント料として払われたとのことです。
革命がビジネスになる時代です。
これでは、戦争をビジネスにしている武器商人と何ら変わらない。
テレビ、インターネット、フェイスブックを始めコミュニケーション・テクノロジーが、革命をコモディティー化(誰でもできるように変えた)しました。
何でもビジネスにする21世紀。
チェ・ゲバラが生きていたらどう思うのか?
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