映画「ゼロ・グラビティ」にモノ申す(注意:ネタバレあり)
昨日(12/23)は、話題の映画「ゼロ・グラビティ」(2D)を観ました。
無重力の特殊撮影が話題となった宇宙モノ作品です。
3Dはおそらく視覚酔をすると思い、2Dを観ました。
原題はGravity(重力)ですが、邦題は「ゼロ・グラビティ」。
監督と米国本社の意向に反旗をひるがえすようなタイトルです。ただでさえ地味な映画にGravityじゃ戦えないよッて感じでしょうか?主役は、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーです。
oz'sともにジョージ・クルーニーのファン。なかなかカッコイイし最近は渋い役もこなす。
俳優にして、脚本家、映画プロデューサーでもある。
ここからネタバレありです。
予想を裏切る驚くべき脚本でした。
予告編を観て、てっきり2人で協力して地球に戻るラストで、ジョージ・クルーニーが自分を犠牲にしてサンドラ・ブロックだけを地球に戻すというは感動のストーリーを予測していました。
ところが映画が始まって、事故が発生して20分ぐらいで突然、、ジョージ・クルーニーが自分を犠牲に死んでしまう。後半は2001年宇宙の旅みたいにサンドラ・ブロック一人だけになります。
この展開は考えつかなかった。
ここからは、どうしてこうなったかの私の考え。
1)アルフォンソ・キュアロン監督が無重力とかに凝りすぎて、セットとかにお金をかけ過ぎて予算が足りなくなりギャラの高いジョージ・クルーニーを切った。
2)ジョージ・クルーニーが無重力のワイヤーアクション演技が大変すぎて、もうギャラはいらないから途中で役を降ろしてくれと懇願した。
3)アルフォンソ・キュアロン監督がエパゴギクス社のような脚本によって、コンピューターで興行収入を予測するやり方に確信犯的に反旗をひるがえし、ワザと大コケする脚本を選んだ。
4)サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーがケンカした。
そういえば、サンドラ・ブロックが映画についてのインタビューで宇宙には絶対行きたくないと言っていました。
「宇宙旅行に行きたい女優(サラ・ブライトマン、レディー・ガガ辺りのこと)がいることが信じられない、私だったらそのお金で靴を買うわ。」
この映画は面白いけど、タイトルから始まって不協和音の塊のような作品。
でも最後は監督のエゴが勝つ。
映画は監督のものです。
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