投稿

7月, 2014の投稿を表示しています

アイボは電気羊の夢をみるか?Do AIBOs dream of electric sheep?

イメージ
一世を風靡したSONYのペット型ロボットAIBOの修理サポートが終了になりました。 初代AIBOの発売は1999年、ペット型ロボットという全く未知の市場にチャレンジしたSONY。 良くも悪くもSONYらしい製品でした。 黒柳徹子もAIBOのファン。 その後、SONYは2006年にロボット事業からの撤退を発表し、AIBOの生産を終えました。 そして「AIBOクリニック」と呼ばれる修理サポートも終了となります。 それでもAIBOに愛着のある人達がいる。 ここに来て老いたロボットをどう看取るか、まるでSF映画のような誰もが想像もしなかったことが起きている。 ペット型ロボットは単なる工業製品と異なり、「愛情」「愛着」が生まれてしまう非常に高度なモノです。 映画ブレードランナーのテーマと同様に、人が創りだした「アンドロイド」「ロボット」がいつしか「人」との境界線を曖昧にしていく。 「人」の創造者としての「神」、そして「ロボット」の創造者としての「人」。 ロボット、アンドロイドはなかなか深いテーマです。 「神」への長い路でもある。 そんなAIBOの悲哀をあざ笑うかのように、MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発する予定の感情型「家族ロボット」が話題です。 名前は「JIBO」、2015年製品化を目指します。 値段は$499(約5万)なり。 人工知能・ロボット開発には「心」とはなにかという哲学的な問いかけが常にあるような気がします。 アンドロイドは電気羊の夢をみるか?は映画「ブレードランナー」の原作の小説のタイトル。 はたして、アイボは電気羊の夢をみるか?

ブレードランナーの続編が作成される?

イメージ
SF映画の傑作の一つ「ブレードランナー( Blade Runner)」の続編が作成されるとのこと。 「ブレードランナー( Blade Runner)」は「2001年宇宙の旅」に次ぐ私の中ではfavorite SF movie。 1982年作、監督はリドリー・スコット。 原作はフィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?( Do androids dream of electric sheep? )」。 美術デザインはシド・ミード、音楽はヴァンゲリスという最強の布陣。 アジア的な近未来世界のイメージは80年代の台頭したサイバーパンクムーブメント、テクノ、AKIRA等のアニメに多大な影響を与える真の「カルトムービー(cult movie)」です。 舞台は2019年のロサンゼルス、アジア化していく近未来の都市の世界観が非常に斬新でした。 この映画で有名になった「強力わかもと」は実際に日本ある胃腸薬です。 公開30周年を迎え、リドリー・スコット監督がその続編の指揮を執り、オリジナルで脚本を担当したハンプトン・ファンチャーと交渉中。 しかも、ハリソン・フォードに出演のオファーがあったとの報道。 リドリー・スコットの逆光を多用した映像が、今観てもCool。 続編では、女性が主人公になるらしいけど詳しい情報はまだ不明です。 しかし、これは観たい映画です。

福岡テンジンで土星を視る

イメージ
7月26日(土)に、天神中央公園で土星を視ました。 福岡テンジン大学主催の受業「星(ほし)のこと。宇宙(そら)のこと」に参加しました。 夜の20:00から天神の中央公園の真ん中にドーム型のプラネタリウムと天体望遠鏡を持ち込み、講義とプラネタリウム鑑賞、実際に天体望遠鏡で天体観察するというお得な受業。 講師は天文ハウスTOMITAの富田さん。 昔、天文ファンだったので「天体望遠鏡」「天文ガイド、天文年鑑」「星座早見盤」が懐かしい。 土星を天体望遠鏡で見たのは中学の時以来でした。 大人になってから天体望遠鏡で星を視ることはなかった。 実際に天神中央公園に設置された反射型の天体望遠鏡。 最近の天体望遠鏡の技術的な進化は素晴らしい物がある。 それはコンピューター制御による星の検索機能と星の自動トラッキング機能です。 天体観測で一番難しいのは視たい星を探し出すこと、そして星は常に動いているのでこれを追尾していくこと。 今やコンピュータに星座名を入力すればそれだけで、天体望遠鏡が星座の位置に向くように制御される。そして自動的に追尾してくれます。 よく考えたら、ミサイル発射装置と同じ原理。 そしてこれが現在のプラネタリウム。 昔の丸い玉に星座の形に穴を開けて光を映し出すタイプでしたが、今は実体はコンピュータ。 今のプラネタリウムは、コンピューターのデータ(星座)をドーム型のスクリーンに映し出すプロジェクターです。球面に映し出すために映像を計算で補正して出力する所がデジタルのなせる技。 価格は500万なり。 そしてもう一つ驚いたのが、星空を指せる強力レーザーポインター。 グリーンの光で星座の方向を指し示すことができます。 これは正直驚いた。 最近の天文観察って本当に進歩しています。 やはり、街(現場)に行かないとわからない。 しかし天神で「土星」が視られるとは素晴らしい。 これからは大人の「天文Bar」とか流行るのでは?

My saddest photo yet.(最も悲しい写真)

イメージ
国際宇宙ステーション(ISS)から観たガザ地区の写真が話題になっている。 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のドイツ人宇宙飛行士、アレクサンダー・ガースト氏は24日Twitterで、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区の夜景写真を投稿しました。 ISSから爆弾・ロケット弾が見えるらしい、宇宙から戦争を観る、最も悲しい写真。 人類が月に行っていたアポロ宇宙船の時代、宇宙飛行士が飛行から戻ってから「宗教家」になる人が結構います。 選ばれし宇宙飛行士のみが宇宙から実際に「地球」を観る事ができる。 果てしない暗黒の広がる宇宙の中で、地球だけが瑠璃色に青く、生命感のある星として唯一浮かんでるのを観てある宗教的な体験をするらしい。 「神」の視線で「地球」を観る。 イスラエル・ネタニヤフ首相、アメリカ・オバマ大統領、ロシア・プーチン首相をソユーズで打ち上げて国際宇宙ステーション(ISS)で和平会談をしたらいいのではないか?

もう一人のコンピュータの父「アラン・チューリング」

イメージ
コンピュータの父と言えば「ジョン・フォン・ノイマン」と思われていますが・・・ もう一人のコンピュータの父が「アラン・チューリング」です。 彼はイギリスの数学者、チューリングマシンで「アルゴリズム」と「計算」の概念を定式化し、計算機の発展に大きな影響を及ぼし、またコンピュータの誕生に重要な役割を果たした人です。 第二次世界大戦、イギリスを苦しめたのがドイツの攻撃。 それを支えていたのが、最強の暗号機「エニグマ」。 戦争は情報の戦い、知恵の戦いでもあります。 アラン・チューリングはイギリスの暗号解読センターでドイツの暗号を解読するいくつかの手法を考案し、ドイツの暗号機エニグマの設定を見つけるための機械 bombe を開発した。 しかし、戦後は同性愛者として告発され、入獄する代わりに矯正のための化学療法を受けさせられた。 1954年に41歳で青酸中毒により死亡したが、彼の死が自殺だったのか単なる事故だったのか未だ分かっていません。 偉大なる数学者にしては悲しすぎる結末でした。 2013年にようやく、英国の国王大権による恩赦が認められた。 名誉回復がされました。 そして彼の生涯を描いた映画化作成されました。 『The Imitation Game』主役はベネディクト・カンバーバッチ。 日本では、12月公開予定。 偉大なる彼の業績がどう描かれるか楽しみです。

メイカーズ(ヒッピー)と職人(師弟制度)

イメージ
昨日(7/23)のEテレのスーパプレゼンテーションはメイカーズムーブメントに関する興味深い内容。 プレゼンテータは、新しい製造業(メーカーズ)の応援者デール・ダハティ(Dale Dougherty)。 We are makers メイカーズムーブメント(新しい製造業ブーム)とは、CADや3Dプリンターなどを使った新しい形のデジタル製造のことです。 昔、製造業になるためにはたくさんのお金と人が必要だったため資本家って人たちがこの製造業なる世界を独占していました。 しかし、現在は誰でもがメーカーズ(製造業)になれるイイ時代。 キーワードはインターネットによるお金と知識のオープン化にあります。 インターネットとコンピューターの低価格化、高性能化によって誰でもブログを書いたり、音楽を作ったり、映画を作ったりしてそれを発表できるようになった。 メーカーズはその次のステップ、誰でも好きなモノが作れて、それを売ることができる。 アメリカでメーカーズ・ムーブメントが起きているのは彼らが元々オープンで、皆が集まってワイワイするのが好きだからです。 昔のヒッピー・ムーブメントのように好きなモノは自分たちで作ってしまおうっていう精神。 Appleだってヒッピーが作った会社です。 一方、日本の製造業のモノ作りにこのダイナミックさが無いのはなぜでしょうか? 日本には秘伝なる言葉があります。これは代々に受け継がれる代々秘密のノウハウ。 秘密にして自分たちの世界が生き残る、クローズな職人の師弟制度の世界。 オープンな世界感とクローズな世界感、21世紀はオープンの勝ちでは?

竹内まりや33年ぶり全国ツアー「souvenir 2014」

イメージ
竹内まりやが33年ぶりの全国ツアー『souvenir 2014』を開催することが決定しました。 過去に同じタイトルを冠した2000年の『souvenir』や2010年の『souvenir again』は東京・大阪の2公演だけで、竹内まりやは地方ではもはや観ることはできないと思っていましたが、今回のツアーは東京・大阪・札幌・仙台・広島・福岡という6都市9公演での開催を予定している。 ◆全国6都市9公演、まりや流ライブ「スーベニール」、開催決定! 「souvenir 2014」 [公演スケジュール] 11月22日(土)広島 広島グリーンアリーナ 11月23日(日)広島 広島グリーンアリーナ 11月29日(土)宮城 ゼビオアリーナ仙台 12月 4日(木)北海道 真駒内アイスアリーナ 12月 9日(火)福岡 マリンメッセ福岡 12月13日(土)大阪 大阪城ホール 12月14日(日)大阪 大阪城ホール 12月20日(土)東京 日本武道館 12月21日(日)東京 日本武道館 何故か広島が二日間ありますが、竹内まりやの実家、出雲の近くだからか? ちょうどツアーの真ん中が「マリンメッセ福岡」です。 名盤 Souvenir~Live 2000年にTOKYO-FM&fm-osakaの開局30周年を記念して行われたコンサート。 出演者はcanna、シングライクトーキング、竹内まりや。 自慢ですが、友人yが山下達郎ファンクラブだったので、この伝説の武道館のコンサートに行ったことがあります。 竹内まりやのバックバンドは山下達郎がバンマスをつとめる、普通では考えられない豪華なメンバー。本当に素晴らしいライブでした。 コンサートのラストは山下達郎、竹内まりや夫婦によるデュエット、オールディーズ「LET IT BE ME」 さすがにYouTubeには2人のデュエットはありませんでしたが、選曲が素晴らしい。 こんな感じです。 山下達郎をバックバンドに引き連れて全国ツアーができるのは、奥さんの竹内まりやしかいません。 どれだけ稼ぐのかこの夫婦。 これは行かねば!しかし、チケットは取れるのか?

「脱法ドラッグ」改め「危険ドラッグ」はいかがなものか?

イメージ
「脱法ドラッグ」の危険性の認識を高めるため警察庁は新しい名称を募集しました。 脱法ハーブを含む脱法ドラッグが関係する事件や事故が相次いでいることを受けて、警察庁と厚生労働省は「脱法ドラッグ」という呼び名は、覚醒剤や大麻に似た作用があるにもかかわらず、危険な薬物ではないような誤解を与えているとして、呼び名を変更しようとホームページなどで意見を募集しました。 その結果、新しい名称として「危険ドラッグ」が選ばれたとのことです。 脱法ハーブは、論外でも脱法ドラックの「ドラッグ」はロック世代にとってはそれだけでいけないモノという認識があります。 しかし、このドラッグ(Drag)の概念を変えてしまったのがドラッグストア(drug store)の登場です。 英語の授業でdrug storeの存在を知った時は「ドラッグ(Drag)は街なかで堂々と買えるものなんだと」衝撃を受けた。 でもよく考えたら薬屋さんのことでした。 若い世代にはドラッグ(Drag)に抵抗はないかもしれません。 しかし「脱法ドラッグ」が「危険ドラック」になっても印象はあまり変わりません。 理由は「ドラッグ」のカタカタの醸し出す、どこか危険だけどかっこよさげな雰囲気にあります。 麻薬、覚せい剤は日本語だからかなり直接的です。 そもそも問題は、藥物の化学的な進化に法律が追いついていない所にある。 名付けるならば「暴走する麻薬」がいいのではないか? 補足 どうして、お役所は新しい名前とかを公募するのが好きなのか不思議です。 一年前に「振り込め詐欺」の新しい名称を警視庁が募集したことがあります。 新名称は「母さん助けて詐欺」、それはないよなと思っていたら一年たっても普及せず。 せめてマスコミも少しは気を使って使えばいいのに・・ 正直、税金の無駄遣いではないか?

標的は11人 イスラエルとパレスチナ

イメージ
イスラエルとハマスが実質の地上戦に突入しました。事実上の戦争です。 しかし、これほど民族間で激しく争うでしょうか? 昔読んだ「標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録」。 1972年ドイツのミュンヘンでパレスチナ武装組織「黒い九月」により行われた人質事件が起きます。 ミュンヘンオリンピック開催中に発生し、イスラエルのアスリート11名が殺されたテロ事件。 激怒したイスラエルの秘密情報機関モサドは暗殺チームを編成し、アラブ・テロリスト指導部の11人を次々に消して行くとドキュメンタリーです。 ヤラれたらやり返す。 昔は、パレスチナ悪者、イスラエル良者と単純に思っていたけどそんな単純なものではなかった。 そしてこの本を原作に映画が作られます。 『ミュンヘン』(Munich)は、2005年12月公開のアメリカ映画。 スティーヴン・スピルバーグ製作、監督。 この映画は、素晴らしいけどヘビーで救われない。 スピルバーグはユダヤ人なのでかなりイスラエル寄りに描かれているのかと思っていたらそんなことはない。 不毛な復讐劇の悲惨さを描きます。ユダヤ人とアラブ人の永遠の民族闘争。 映画の中に一瞬だけの希望あるシーンが有ります。 それは主人公とパレスチナ人がお互いの国について語りあうシーン。 一瞬でもお互いの立場を理解する。 このシーンがなければこの映画は救われない。 憎しみは連鎖するだけで、何も生まれない。

超高速!参勤交代 江戸時代ミッション・インポッシブル

イメージ
昨日は、天神TOHOで気になっていた映画「超高速!参勤交代」を観る。 江戸時代の参勤交代を題材にしたコメディ映画。 相当マニアアックなテーマだけに、歴史好き以外に誰が観るのだろうか思っていましたが館内は若い人で満席。 「超高速!参勤交代」は2011年に第37回城戸賞を受賞した土橋章宏の脚本で、2013年に小説として刊行されている。(知りませんでした。) ストーリーは弱小湯長谷藩に江戸幕府から不条理な「5日のうちに再び参勤交代せよ」の命が下り、これを実行するというもの、江戸時代のミッションインポッシブル。 制作は割と珍しい松竹+テレビ東京ってマイナーなチーム。 湯長谷藩主の内藤政醇役の佐々木蔵之介が好きです。 この映画は、大企業から不条理な難題を与えられ、それを見事にこなす中小企業の社員たちの物語として見ることが出来る。 かなり下らないなという面もありますが何も考えずに見る分には面白いかも?

安藤桃子は奥田瑛二の娘だった

イメージ
土曜日の夜Eテレのインタビュー番組の「SWITCHインタビュー 達人達」が面白い。 今回はソチ五輪銀メダリスト竹内智香と新進気鋭の映画監督、安藤桃子のパワフルなアラサー女子トーク。 特に安藤桃子は、奥田瑛二・安藤和津の長女。初めて知りました。 画家を目指してロンドンへ留学します。ロンドンで人種差別やいじめに直面しつつ、たまたま父親の「映画」の仕事を手伝うことで「映画」に恋する。 この安藤桃子がなかなか男っぽくて面白い。 高知で「0・5ミリ」という映画を撮影して、高知が気に入って移住してしまったとのことです。 本人曰く、「高知は外国スイッチが入るから住みやすい」 最新作「0・5ミリ」は介護ヘルパーをテーマにした映画。 主演は妹の安藤サクラをはじめ、津川雅彦、草笛光子、坂田利夫等が出演。 この監督注目です。