アイボは電気羊の夢をみるか?Do AIBOs dream of electric sheep?
一世を風靡したSONYのペット型ロボットAIBOの修理サポートが終了になりました。 初代AIBOの発売は1999年、ペット型ロボットという全く未知の市場にチャレンジしたSONY。 良くも悪くもSONYらしい製品でした。 黒柳徹子もAIBOのファン。 その後、SONYは2006年にロボット事業からの撤退を発表し、AIBOの生産を終えました。 そして「AIBOクリニック」と呼ばれる修理サポートも終了となります。 それでもAIBOに愛着のある人達がいる。 ここに来て老いたロボットをどう看取るか、まるでSF映画のような誰もが想像もしなかったことが起きている。 ペット型ロボットは単なる工業製品と異なり、「愛情」「愛着」が生まれてしまう非常に高度なモノです。 映画ブレードランナーのテーマと同様に、人が創りだした「アンドロイド」「ロボット」がいつしか「人」との境界線を曖昧にしていく。 「人」の創造者としての「神」、そして「ロボット」の創造者としての「人」。 ロボット、アンドロイドはなかなか深いテーマです。 「神」への長い路でもある。 そんなAIBOの悲哀をあざ笑うかのように、MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発する予定の感情型「家族ロボット」が話題です。 名前は「JIBO」、2015年製品化を目指します。 値段は$499(約5万)なり。 人工知能・ロボット開発には「心」とはなにかという哲学的な問いかけが常にあるような気がします。 アンドロイドは電気羊の夢をみるか?は映画「ブレードランナー」の原作の小説のタイトル。 はたして、アイボは電気羊の夢をみるか?