Recordを巡る冒険26 宿命の女Nico
今回はNewYorkの元祖Punk/NewWave The Velvet UndergroundとNicoの話。
はじめに
The Velvet Undergroundは現代美術家のAndy Warholがproduceして有名となった地下活動的なバンド。60年代の元祖Punk/NewWave。
The Velvet Underground and Nico 1967年
音楽よりAndy Warholのジャケットであまりに有名になった。このジャケットはバナナのシールを剥がすとピンク色のバナナが出てくる。
このアルバムで、女性ボーカルのNicoを知ります。
彼女はAlain Delon、Lou Reed, Jim Morrison、Bob Dylanと有名男性と付き合ってきた、まさに宿命の女(Femme Fatale )。
The Velvet Underground 1969年
海賊版と思えるぐらいのライブアルバムですが、この時既にNicoはいません。
The End 1973年
Nicoのソロアルバム、Brian Enoが参加していて今聴くとかなりオドロオドロしい。Nicoの低く独特の艶気を含んだ歌と循環するハーモニューウムがかなり暗い。
The End はかつての Jim MorrisonのTheDoorsの名曲。
映画「地獄の黙示録」でも一躍有名になった曲。
そして最後の曲は「Das Lied Der Deutschen」、これは彼女の母国のドイツ国家、これは暗い。
June 1, 1974
邦題は「悪魔の申し子たち」。Brian Eno and John Cale and Kevin Ayers and Nicoと錚々たる人たちが集まったlive-show。
1988年Nicoはイビザ島で自転車で転倒して亡くなります。
亡くなる前は酷い麻薬中毒だったらしい。
Nico - Heroes [David Bowie Cover]
本人によるとDavid BowieがNicoのために作った曲らしい?
Nicoは根無し草(déraciné)で破綻者(Bohemian)、そして宿命の女(Femme Fatale )。
良くも悪くも60年代のロック伝説。
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