メイカーズ(ヒッピー)と職人(師弟制度)
昨日(7/23)のEテレのスーパプレゼンテーションはメイカーズムーブメントに関する興味深い内容。
プレゼンテータは、新しい製造業(メーカーズ)の応援者デール・ダハティ(Dale Dougherty)。
We are makers
メイカーズムーブメント(新しい製造業ブーム)とは、CADや3Dプリンターなどを使った新しい形のデジタル製造のことです。
昔、製造業になるためにはたくさんのお金と人が必要だったため資本家って人たちがこの製造業なる世界を独占していました。
しかし、現在は誰でもがメーカーズ(製造業)になれるイイ時代。
キーワードはインターネットによるお金と知識のオープン化にあります。
インターネットとコンピューターの低価格化、高性能化によって誰でもブログを書いたり、音楽を作ったり、映画を作ったりしてそれを発表できるようになった。
メーカーズはその次のステップ、誰でも好きなモノが作れて、それを売ることができる。
アメリカでメーカーズ・ムーブメントが起きているのは彼らが元々オープンで、皆が集まってワイワイするのが好きだからです。
昔のヒッピー・ムーブメントのように好きなモノは自分たちで作ってしまおうっていう精神。
Appleだってヒッピーが作った会社です。
一方、日本の製造業のモノ作りにこのダイナミックさが無いのはなぜでしょうか?
日本には秘伝なる言葉があります。これは代々に受け継がれる代々秘密のノウハウ。
秘密にして自分たちの世界が生き残る、クローズな職人の師弟制度の世界。
オープンな世界感とクローズな世界感、21世紀はオープンの勝ちでは?
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