幻想としての経済5 テクノロジ失業時代


思い出したように、「幻想としての経済」シリーズ再開です。晴れ

今、注目されている経済の状況があります。
景気がよくなり企業の業績は上がっているにも関わらず、従業員の給料が上がらない。

この原因がrobotとcomputerであると言われています。



robotって自動車を作ったりする製造業だけでなく寿司robotのようなサービス業にも進出しています。
寿司職人が寿司robotに変わった時から、バイトが寿司robotに使われている感じがする。


テクノロジの進化が経済に悪影響を与え始めているのではないか?
そう考える経済学者Erik Brynjolfssonの本「機械との競争(Race against the machine」が面白い。



彼の説だと、従来の産業革命で起きた機械化は、経済そのものを拡大しで働いている人たちの給料も上がってきた。

しかし、ここに来てテクノロジが指数関数的な急速の進展により、全てのマネーが経営者や、テクノロジ開発企業へ集中している。

例えば、ある会社で人のかわりにrobotが入って生産性が2倍に上がったとします。
robotなので給料を払う必要がない。利益は経営者とrobot企業に入ります。

そうrobotはお金を使わないため、以下の経済の循環が起こらない。
企業Aが儲かるー>従業員の給料が上がるー>他でお金を使うー>企業Bが儲かるー>

中間層がいなくなる世界。

経済の構造は、
1)テクノロジを開発する人、それを利用して儲ける人
2)テクノロジそのもの(robot、computer)
3)2)に使われる人

1)3)の格差は広がる。

生き残るためには1)が必要、やはり起業か?波



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