薔薇がなくちゃ生きていけない(I can't live without a rose )


皆さんは、「オデッサの階段」と言う番組を知っていますか?晴れ晴れ

フジテレビの木曜日23:00〜30分放送されている、一人の人に焦点を当て、他の人のインタビュー等から構成される、スタイリッシュでクールで知的なドキュメンタリ。



先週は、ミュージシャンでエッセイストでもある菊地成孔。


大人ゴコロにササる、番組です。
下らないバラエティが粗製濫造されて、死にゆく民放テレビ局の中で、この番組は異彩。
このプロデューサーはおそろしく出来る。

過去、アーティスト系の様々なひとが取り上げられましたが、今回は国立天文台副台長の渡部 潤一。
天文学者です。



今回のタイトルは「渡部 潤一の無駄」という凄いタイトル。
天文学って世の中のためにならない学問の典型のように言われます。
国立天文台ハワイ観測所国立天文台ハワイ観測所が運営する、
すばる望遠鏡。口径8.2メートル。

そこから見えるのは、人類が見ている最も遠い宇宙。
129億1千万光年のワールドレコードを持つ。
つまり、我々が見ている遠い宇宙は129億1千万年前の姿を見ている。
素晴らしい!!晴れ晴れ

このすばる望遠鏡の総工費は400億円近く。
これは、ドミニカ国のGDPに匹敵するほどの金額。

それが人類の幸福に、どう役立つのだろうか?

でも、無駄ではありません。



天文って人の心を豊かにするし、宇宙とかにワクワクすることは、人間の進化にとってとても重要なこと。
音楽、アート、文化は人が人として生きるのに必要な「遊び」。
余裕、遊び、豊かって必要なこと。

ムーンライダーズの「マニアマニエラ」のアルバムのフレーズにもあるように、
人には美しくワクワクするものが必要。

薔薇がなくちゃ生きていけない(I can't live without a rose )。

薔薇とは、映画「酒とバラの日々(Days of Wine and Roses)」のように女性のことでもある。晴れ晴れ

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