21世紀の精神異常者

最近、公開予定の映画「脳男」にキング・クリムゾンの曲が使われているとのことです。晴れ晴れ

キング・クリムゾンとは、私の大好きなプログレロック・バンドです。
ギタリストのロバート・フリップを中心に1968年に結成され、以降色々なスタイルで変化し続けた真の"progressive"なグループ。

衝撃のファーストアルバム、『クリムゾン・キングの宮殿』
このアルバムは凄かった。
まさに「名盤」です。

2011年ギタリストのロバート・フリップが音楽業界からの引退を表明して、
キング・クリムゾンはここで事実上の活動停止をしています。
ロバート・フリップのいないキング・クリムゾンはないですね。

映画に使われている曲は、21世紀のスキッツォイド・マン。(Twenty First Century Schizoid Man)

聴いた当時は、21世紀なんて遠い未来だと思っていましたが、もう21世紀。




「21世紀の精神異常者」がテーマ曲の映画、なかなかいい曲を選ぶ。





これが名曲の当時の貴重な映像。Hyde Park-1969


確か昔は、21世紀の精神異常者という邦題がついていましたが、レコ倫基準の変化によって現在の表記に改められたらしい。


スキッツォイド・マンって何のことだか判りませんね。
筒井康隆が言う自主規制という名の「言葉狩り」です。

「精神異常」がダメらしい。
クレームがつくと面倒くさいんでしょうね。

むかしは、「きちがい」、「きちがい病院」って言葉もありました。
これも今はダメでしょうね。
ゴダールの『気狂いピエロ』の映画も原題の「ピエロ・ル・フ」Pierrot Le Fouって最近は呼ばれているらしい。

最近は、インターネットでも自主規制という名の言葉の無菌状態がありそうな気がします。

Twenty First Century Schizoid Manは「21世紀の気狂い男」でいいのでは?波波

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