ロケット打ち上げ失敗 失敗の歴史
久しぶりに、ロケットが爆発するのを見ました。 国際宇宙ステーションに物資を運ぶためにアメリカの民間企業が開発した無人の宇宙輸送船「シグナス」を載せたロケットが、アメリカ南部バージニア州で打ち上げに失敗し、爆発しました。 打ち上げに失敗したのはアメリカの企業「オービタル・サイエンシズ」社が開発したロケット、「アンタレス」です。 NASA(アメリカ航空宇宙局)は積極的に民間へのロケット開発の移行を進め、その第一弾が「アンタレス」でした。 シグナスはISS(国際宇宙ステーション)に滞在中の6人の宇宙飛行士のために約2200キロの物資を運ぶ予定でした。 無人ロケットなので、死者、けが人はなかったけれど、この爆発でNASAの発射設備も壊れたらしい。 オービタル・サイエンシズは19億ドル(約2050億円)で8回の補給ミッションを行う契約をNASAと結んでいるとのことですが、今回の爆発で民間企業として金銭的に大丈夫なのかと心配になります。 今回、被害を被ったのは日本のJAXA。 搭載していた軌道上曝露実験用資材(ソーラーセイル・アンテナ素材・ターゲットマーカ)等は焼失しました。 おそらく、保険とか掛けていると思われるので、一番損するのは保険会社かもしれません。 (でも統計学の上に成り立っている保険会社は損をしない。) 基本的にロケットは燃料の塊なので何かあれば爆発します。 その原因を突き止めて、また前進をする。 科学技術は失敗して進化していきます。 失敗したらまたやり直せばいい。 でも、失敗してはいけない科学技術があります。 それが、原発です。 原発が安全なんて大嘘、失敗のリスクとコストがあまりにも大きい。 てなことを考えながら空を見上げていると3条の飛行機雲。 思わず録画し、YouTubeにアップしました。 今頃、空の向こうの宇宙ステーションでは、ロケット打ち上げ失敗にがっくりしているに違いない。 でも、失敗は進化に必要。