映画「ジャージー・ボーイズ」音楽は全てを許す。
昨日(10/4)は、ozsでキャナルシティー博多に映画「ジャージー・ボーイズ」を観に行く。
「ジャージー・ボーイズ」はアメリカのポップバンド「フォー・シーズンズ」のドキュメンタリー風のミュージカルを映画化した作品。
タイトルの『ジャージー・ボーイズ』はフォー・シーズンズのメンバー達がニュージャージー州出身であることに由来しています。
横浜出身者を「浜っ子」と言うようなもの。
監督はに元俳優にして今や巨匠、クリント・イーストウッドです。
「フォー・シーズンズ」はリアルタイムには聴いていないので、あまり思い入れはなけど、山下達郎・大滝詠一・鈴木雅之辺りはかなり影響を受けています。
『シェリー(Sherry )』、ディスコとかトレンディドラマでリヴァイバルした『君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You )』とか色々な曲が楽しめます。
ストーリーはイタリア移民たちのバンド「フォー・シーズンズ」の栄光と挫折、バンドの人間関係ってなかなか大変です。
リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリが、キーボード・作曲のボブ・ゴーディオが仲々いい味を出しています。
オカマ風プロデューサー、マフィアのボスの脇役もイイ感じ。
バンドリーダーのトミー・デヴィートの莫大な借金によりバンドは空中分解します。
音楽への情熱、金と女と酒の快楽、家族との軋轢、栄光と挫折。
バンドが空中分解したあと、1990年にロックの殿堂入りを果たして、再結成されます。
その時のメンバーの再会シーンがイイ。
色々あったけど、音楽は全てを許す、なぜなら彼らはバンドメンバーだからです。
映画は、映像・演奏・ボーカルを同時に収録するというライブ映画のような手法をつかって撮影されています。
観ていてライブを観ているような感覚になるのは、この撮影方法のためです。
演技の途中で、観客に語りかける「モノローグ(独り言)」も面白い。
エンディングは出演者全員が踊りだすという、ミュージカルに対するリスペクトシーンが感動的です。
クリント・イーストウッドの音楽愛に溢れる映画。お薦めします。
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