Hong Kong Calling(香港カサ革命の行方)


香港で起きているデモが、なかなか収まる気配がない。晴れ


怒れる若者達は、パリ五月革命、ロンドンでの暴動、プラハの春、アラブの春、天安門事件、日本の昔の学生デモ、と色々と大人どもの社会に対して、意義申し立てをしてきました。

怒れる若者で何となく思い出したのが、1980年にリリースされたイギリスのパンク・ロックバンド、ザ・クラッシュの2枚組アルバム「London Calling」。



傑作アルバム、格好いいジャケット。



しかし、香港のようにある程度自治が保証されている国で、どうして若者中心としたデモが起きるのでしょうか?

ことの始まりは2017年に行われる香港行政長官の選挙。
一人一票の普通選挙制度が導入される予定だが、中国当局が中央政府の意に沿わない人物の立候補を排除する方針を決定。

「これは普通選挙ではない」と香港の民主派が抗議の意を表すため、香港の中心部で連日、デモを行っている。


香港は自分たちのことを香港人と呼びます。
つまり、自分たちは中国人ではない。

この動きに一番敏感なのは中国でしょう。
彼らが一番恐れるのは、香港の独立運動へ発展することでしょう。

中国の経済発展により、香港の外貨収入は減っきてはいるものの、香港はアジアの金融マーケットとして重要地点。

香港が独立して、台湾、日本と手を組めば東シナ海の勢力図が変わる可能性もある。
その後、モンゴル、ウイグル、チベットの自治区がそれぞれ独立する、中国にとっては悪夢のようなシナリオもありえます。



今回のデモが傘革命と呼ばれるのは、警察の催涙弾を避けるために市民が傘を使ったためです。

「催涙ガスはいらない。私たちはもう、泣いている」

この言葉からわかるように、このデモは数年前に中国で起きた下品な若者どもの暴動・強奪ではない。
民主化のための若者の行動(革命)です。

平和的で、発展的な事態の収拾を願います。

北大生へ、イスラム国へ行くぐらいなら、香港でデモに参加すべき。波波





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