もし私がノーベル文学賞選考委員ならボブ・ディランを推薦する。
今年も、もはや秋の風物詩となりつつあるノーベル賞の発表の季節となりました。
全くノーマークだった青色LED開発の赤崎、天野、中村氏にノーベル物理学賞・受賞はビックリしました。
残る話題は、「村上春樹がノーベル文学賞を取るのか?」と、「憲法9条を持つ日本国民が本当にノーベル平和賞を取れるのか?」でしょう。
村上春樹はノーベル文学賞を取れるか?
村上春樹のノーベル文学賞・受賞は、イギリスのブックメーカー(賭け専門店)でも1位で予想されています。
本人は毎年騒がれて、さぞ迷惑していると思いますが、逆にこれだけ騒がれるぐらいならノーベル文学賞取りたいと思っているかもしれない。
マリオ・バルガス・リョサ(2010)、トーマス・トランストロンメル(2011)、莫言(2012)、アリス・マンロー(2013)と最近のノーベル文学賞受賞者ですが私は誰も知りません。
「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品」
ノーベル文学賞の候補者と噂される作家ばかりを紹介した文学ガイドです。
村上春樹とボブ・ディラン以外はあまり知りません。
村上春樹/アシア・ジェバール/スヴェトラーナ・アレクシエヴィチ/ジョイス・キャロル・オーツ/ミラン・クンデラ/トマス・ピンチョン/ウンベルト・エーコ/ダーチャ・マライーニ/グギ・ワ・ジオンゴ/ナーダシュ・ペーテル/アドニス/ミルチェア・カルタレスク/高銀/ヨン・フォッセ/ヌルディン・ファラー/サルマン・ラシュディ/ドン・デリーロ/フィリップ・ロス/コーマック・マッカーシー/ボブ・ディラン/ウィリアム・トレヴァー/マーガレット・アトウッド/セース・ノーテボーム/アモス・オズ/ハビエル・マリアス/ペーター・ハントケ/レス・マレー/アリエル・ドルフマン/ジョン・アッシュベリー/カズオ・イシグロ/ジュノ・ディアス/ジョン・バンヴィル/コルム・トビーン/ウラジーミル・ソローキン/パスカル・キニャール/イスマイル・カダレ/ポール・オースター/トム・ストッパード
毎年ノーベル文学賞候補に挙がる人がいます。
アメリカの偉大なるミュージシャンにして詩人「ボブ・ディラン」です。
もし私がノーベル文学賞選考委員ならば、間違いなく「ボブ・ディラン」を推薦します。
若き日のボブ・ディラン、今でもライブやっています。
佐野元春が言うように現在の「詩人」は間違いなくソングライターの人達。
彼らの書く「詞」は文学です。
Rock、Forkがサブカルチャーではなくメインカルチャー(ハイカルチャー)になっているのは事実。
だからノーベル文学賞でもおかしくない。
Bob Dylan "A Hard Rains A Gonna-Fall" 本人ではないけど詩と映像がイイ。
And it's a hard, and it's a hard, it's a hard, it's a hard,
And it's a hard rain's a-gonna fall.
村上春樹の小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」でもボブ・ディランの「激しい雨」は一つの重要な手がかりでもある。
もしかしたら、ボブ・ディランのノーベル文学賞・受賞を一番望んでいるのは村上春樹ではないか?
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