スマートフォンから年貢が吸い上げられている 「知の支配」5


大作、「知の支配」もシリーズ最終回となります。晴れ

今回のデーマはスマートフォン。

シリーズを振り返ると、
1,世の中の株等の金融取引の大半がコンピューターによって行われている。そこの中心部がアルゴリズムと呼ばれる数学。 金融市場は、アルゴリズムに支配されている。

2.そもそも、数学がビジネスになっのは、コンピューターとインターネットが発達した頃、今のインターネットバンキング、ショッピングは暗号(これもアルゴリズム)で成り立っている


3.そのアルゴリズムがエンターテイメント映画、音楽の領域にも侵入しつつある。
4.ワイン、農業製品もアルゴリズムによって予測ができることが分かっている。

アルゴリズムは車のエンジンのようなもので、動くためには燃料がいります。その燃料とはデータです。

例えば、Amazonは、私の買い物したデータから、色々なお勧めをしてくれるし、同じCDを買おうとすると注意してくれます。データの提供者は私達です。
個人を特定したデータ収集は、企業にとって非常に重要なマーケティングデータです。


そんな企業にとって、革新的なデータ収集装置が登場します。
それは「スマートフォン」です。GPS内臓で、このデータ収集装置は何処にいるのかも伝えてくれます。キャリア契約をしていれば、個人も特定できる。

私達が便利に、買い物したり、SNSを利用したりするとそれは、企業にマーケティングデータとして、吸い上げられます。
これをリアルタイムにビッグデータにして、アルゴリズムが色々な予測を立てたりして、そのデータが売買される。

世の中いろいろ便利になりましたが、裏側でが急速にアルゴリズムによる支配が始まっています。
我々は、便利さと引き換えに、個人行動というデータをスマートフォンを使い、年貢として払っています。

「知の支配」が始まっています。
一番いいのは、知の支配側に行くことですが、先ずは、この事実を自覚すること。

シリーズ「知の支配」終了。波



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