東京シャイネスボーイ三谷幸喜の新作「清州会議」 


三谷幸喜の最新映画「清州会議」早速観ました。晴れ

三谷幸喜は、映画、舞台で大活躍の脚本、演出、映画監督です。
もともと劇団 「東京サンシャインボーイズ」を結成した役者でしたが、やがてテレビの脚本を書くようになります。
フジテレビの深夜枠のドラマ『やっぱり猫が好き』の脚本で注目されます。
あのドラマは、なかなかゆる~い感じがすきでした。




三谷幸喜は、典型的な東京のシャイなお坊ちゃんです。
人見知りしで、テレビ、映画と歴史が好きなオタクです。
かなり、神経質で自分の評判を極度に気にするけど、テレビに出るとはしゃいでしまう。
典型的な東京シャイネスボーイ。

それゆえ三谷映画は、賛否両論があって好き嫌いがはっきり別れます。
批判は、わざとらしい、演出過剰、凝り過ぎ、薄っぺらい、内輪的等々。
確かに、日本のコメディー映画って、「フーテンの寅さん」を超えないといけないので難しい。

今回の清州会議は、原作を読んでいて背景が分かっていないとあまり面白くないかもしれません。
でも分かっていると面白い。

清須会議とは、本能寺の変で織田信長が殺された後、織田家の相続を決めるための評定(会議)の物語です。
柴田勝家(役所広司)VS羽柴秀吉(大泉洋)の権力争いが、アンダー・ザ・テーブル(水面下)で繰り広げられます。

根回しと、謀略と、接待と、駆け引きの世界、まるで今の会社の次期社長を決めるときの取締役会みたいなものでしょうか?

戦国時代って、日本の歴史の中で最もダイナミックで、ある意味なんでもありの世界でした。だからお百姓さんから天下人になる秀吉なる人物も出てくる。



今回のキャスティングは非常に豪華です。正にオールスターキャスト。

三谷映画のキャスティングは、三谷が好きな人しか使いません。
その中でも一番独自の世界観を漂わせていたのが三谷映画初登場の伊勢谷友介(織田三十郎信包)です。
織田三十郎信包は、織田信長の弟役で、この映画の登場人物の中でこのドタバタ評定を冷静に外から見ている人でもあります。
後は黒田官兵衛役の寺島進がなかなか良い。

でも、この映画はヒットするのか?三谷映画ってテーマがマニアック過ぎますね。

さすが、東京シャイネスボーイ。波



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