さようなら十二月の旅人 大滝詠一さん密葬
最近ご無沙汰のTwitter、たまたま作詞家の松本隆さんのリツイートを読みました。
「今日、ほんものの十二月の旅人になってしまった君を見送ってきました。
ぼくと細野さんと茂の三人で棺を支えて。 持ち方が緩いとか甘いなとか、ニヤッとしながら
叱らないでください」松本隆Twitterより引用
1月4日に行われた、大滝詠一さんの葬儀の時のつぶやき。
松本隆さんは、今やかなり有名な作詞家ですが、元々はっぴーえんど。のドラマーでした。
メンバーは、細野晴臣さん ベース、ヴォーカル、ギター、キーボード
大瀧詠一さん ヴォーカル、ギター
松本隆さん ドラムス
鈴木茂さん ギター、ヴォーカル
正に日本のポップスのルーツと言うべきそうそうたるメンバー。
残りの3人が棺を担ぐという悲しい形での再会ですが、やはり松本隆さんの言葉は凄い。
この短さで光景が鮮やかに浮かんできます。
野暮を承知で解説させてもらうと、十二月の旅人とは松本隆作詞、大滝詠一作曲の「さらばシベリア鉄道」からのフレーズです。はっぴーえんど。の残りのメンバーで棺を担ぐと大瀧さんが云いそうなコメントが・・・
「さらばシベリア鉄道」は日本のポップス史のマスターピース的なアルバム「ア・ロング・バケーション」からの曲です。
そしてこんなTwitterも
「北へ還る十二月の旅人よ。ぼくらが灰になって消滅しても、残した作品たちは永遠に不死だね。
なぜ謎のように「十二月」という単語が詩の中にでてくるのか、やっとわかったよ。
苦く美しい青春をありがとう。」松本隆Twitterより引用
名曲「さらばシベリア鉄道」
改めて日本語の美しさと力を感じます。
才能があって、愛情があって、同じ時代を共に過ごした人にしか書けない文章です。
これほど素晴らしい文章は書けませんが、せめて伝えることは出来ます。
合掌、大滝詠一さん。
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