雑誌カルチャーを考える


以前ブログで書いたことがありますが、私の場合ブログはセルフ・パブリッシングでもあります。晴れ

大学生時代に「タウン誌(ミニコミ誌)」を作っていたことがあります。
作るのはかなり大変で全く売れずに3回で終わりになったけど、やはり何か発信するとか興味がある。

当時は、「ポパイ」、「宝島(初期)」、「ロッキング・オン」、「ミュージックマガジン」辺りをよく読んでいました。

時代は21世紀となり、今や毎日ブログを書いて無料でセルフ・パブリッシングが簡単にできます。
イイ時代になりました。

インターネットの時代になり雑誌を読む人は少なくなったきましたが、今でも雑誌はたまに買います。雑誌はプロフェッショナルな仕事の固まりです。

先ずは「テーマ」があってプロのライターが記事を書き、写真、レイアウト、デザインが一体となって印刷物が出来上がります。


プロジェクトリーダーは編集長です。
21世紀インターネット時代にあえて大人の読み物としてお勧めな3冊を紹介します。

先ずは、「ワイヤード」アメリカのハイテク雑誌の日本語版です。
「ワイヤード」ネットワークにつながっているッて感じ意味、まだWiFi(無線ネットワーク)が無い時代からある老舗の雑誌。
テクノロジ関連のテーマが面白いし、一つの記事が奥深くて興味深い。
¥480ー安すぎる。

そして「Pen」主に美術、デザイン、ファッション系のテーマが多いけど、千利休から宗教まで男の大人の知的好奇心を刺激してくれます。
どのくらいの年代をターゲットにしているのか?
¥650-この仕事でこの値段は良心的です。

そして老舗の「ブルータス」
もともと、「ポパイ」の兄貴的な雑誌として1980年にスタートしましたが、よくこの時代までサバイバルしていると思います。

本当にテーマの選択といい、レイアウト、デザインがイイ。
特別号で¥747ーこれも良心的。


これらの雑誌の共通しているのは「視点(point of view)」、切り口とも言われている場所を決めてからの見かたです。
最近、新書ブームですが値段が高すぎます。内容も薄いものばかりでその内ブックオフで100円で買える。
でも雑誌は、文章・写真・レイアウトの総合的な紙の芸術、本当に良心的な値段で独特な視点で今を切り取ってくれる。
情報は無料でも、その情報をどう見るのかはきっちりとお金を払うべきです。

この文化は失くし無くない。

雑誌はカルチャーです。波




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