小泉今日子のイイ仕事 「あまちゃん」を終えて
私は、昔からの小泉今日子ファンです。
アイドルってあまり興味なかったけど、彼女は別格。
センスがよくって、クレバー(賢そう)で、ドライでお茶目な都会っ子。
あまり力が入っていない所が好きです。
「なんてったってアイドル」は、画期的な曲で、アイドルを肯定しながらも、完全にバカにしている。
最近のイイ仕事と言えば朝の連ドラ「あまちゃん」でしょう。
クドカンこと宮藤官九郎がNHKの朝の連ドラを書くなんて、昔では考えられないこと。
「真夜中の弥次さん喜多さん」なんてシュール過ぎる。
でも大人気になります。
ドラマ終了が寂しくてしょうがない「あまロス症候群」なる言葉まで生まれました。
小泉今日子は、文章もうまい。
彼女は2005年1月に読売新聞の読書委員に就任し、日曜読書面で書評を執筆をしていました。
読売新聞で書評を書くって、かなり大変だけど非常に文章が面白く欠かさず読んでいました。
そんな、彼女が10月10日の読売新聞に「あまちゃんを終えて」を寄稿しています。
すごくいい文章です。”
若者たちが夢を持ちにくい時代なのだと何かで読んだ。
ひとりの大人として申し訳なく思う。
だから、最終回でアキとユイちゃんがトンネルの向こうに見える光に向かって走り出した時、やはり私は泣いてしまった。
夢なんかなくても、夢に破れても、何者になれなかったとしても、若者はのびのびと元気でいて欲しい。
それだけで私達大人にとっては希望なのだから。
”
読売新聞10月10日「あまちゃんを終えて」より引用
素晴らしい大人の言葉。
奥田民生、井上陽水作「月ひとしずく」
これも、渋い名曲です。
小泉今日子は、東京のカッコイイ年下の姉さん、これからも目が離せない。
コメント
コメントを投稿