デザインは科学か? ダグ・バウマンVSマリッサ・メイヤー


最近、デザインの世界も科学的、統計的な手法が用いられるようになりました。

人間のワクワク感とか感性を見える化する手法。

マリッサ・メイヤーは現在、ヤフーの美しすぎるCEOとして有名ですが、元々は。元Google検索製品およびユーザーエクスペリエンス担当副社長です。

ユーザーエクスペリエンスとは、Webデザインを含めた利用者の接点を決める重要な仕事。




シリコンバレーのファッションアイコン、マリッサ・メイヤー。
ファッション雑誌、『VOGUE(ヴォーグ)』にも掲載された、才能と美貌とお金と夫と子供がいるアメリカのビジネスウーマンの頂点。

彼女は、いわゆる技術オタクにしてファンションも大好き。

Google時代は、Googleの顔とも言えるWebデザインの責任者。
手法は、比較調査、色々なデザインを試して、効果をフィードバックさせる。
フォントを決める場合も、セリフ体、サンセリフ体のどちらがいいかを比較調査して、サンセリフ体で表示を統一しました。




Googleのページ、製品には様々な青色が使われているけど、統一感を生み出すため41種類の青をテストし、評判をフィードバックしたとのことです。

彼女いわく「デザインは、芸術というよりも、科学(統計学)になったのです。」


そんな、発言に反発をする人もいました。
元Googleのデザイナー、ダグ・バウマンです。
2009年に「データーによって、デザインの方向性が決められるなんてうんざりだ」と言ってGoogleを去ります。

彼のブログ「Goodbye, Google」

そこで、やめた理由が書かれています。

But I won’t miss a design philosophy that lives or dies strictly by the sword of data.

ブログより引用

データの駆け引きで生きるかとか死ぬかなんてアホらしい、自分のデザイン哲学はまげられまへんで。
(私の意訳:なんとなく関西弁)

そんなダグ・バウマンは、その後Twitterのクリエイティブディレクターになります。


彼のデザインした、Twitterのロゴ。
「空高く舞い上がり、全体を見渡すか、もしくは、他の鳥と集まり、共通の目的を達成するか、空を飛ぶ鳥は自由、希望、そして、際限のない可能性の究極的な象徴なのです。」








私は、ダグ・バウマンを支持します。
ビッグデーターも確かにいいけど、データだけでは、イノベイティブでクリエイティブなデザインはできない。


みんなも意見もいいけれど、一人のデザイナーの感性が重要。波波


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