アール・ブリュット・ジャポネ展 アートの境界線ってどこだ


昨日(10/13)は、天気も良かったので散歩がてらoz'sで福岡市美術館へ。晴れ

現在、美術館ではアール・ブリュット・ジャポネ展が開催されています。
13日はアートキューレター(展示会の構成、作品のセレクトを行う美術のDJ)の小林瑞恵の講演会「日本のアール・ブリュットの魅力」も同時開催されました。


彼女は日本のアール・ブリュットの第一人者。

アール・ブリュットとはフランス語で「生(本能)のアート」の意味。
英語ではアウトサイダー・アートとも呼ばれるジャンルです。
美術の正規の教育を受けていない、描きたいから描いている人たち「プロ」ではない人のアート。

日本では精神障害のある人達の描く画っていうイメージがあります。山下清の印象があまりに強いのかもしれない。
中には、これは病んでいるって感じの見ていて辛い作品もありまが、先入観を外して観たらポップな現代アート。



これはポップ、石野敬祐「女の子」




 草間彌生、カボチャ


 この色使いはスゴイ、八重樫道代「チャグチャグ馬コ」




これも、ポーップアート 佐藤朱美 ライオン




 村上隆

これらの作品の問題は、本人は作品と思っていない場合が多くゴミとして捨てられてしまう場合が多いとのことです。

ゴミとアートの境界線って何でしょうか?難しい。

実は、この中に2つ展示会にはない画があります。
草間彌生、村上隆は日本の現代アートで最も稼いでいる二人、ルイ・ビトンのコラボもしている。やはり、よく見ると画の構成とかプロです。

でも、技術を除いた時の境界って何か?

重要なのはプロの「目利き(キューレター)」と、それを受け止める自分自身の感性。
個人的には、石野敬祐「女の子」が好きです。










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