レコードを巡る冒険7 キング・クリムゾン2


今回は、第一期キング・クリムゾン時代のレコード。晴れ

はじめに

キング・クリムゾンの第一期は1969年から1972年までの期間、残念ながらリアルタイムでは聴いていませんが高校時代にレコードで時代をさかのぼって聴いていました。



LIZARD 1970年
個人的に一番好きなアルバム
イエス(プログレ御三家の一つ)のジョン・アンダーソンがゲストボーカルで参加しています。
フリー・ジャズ・ピアニストのキース・ティペット全面参加によりジャージーな作品となっています。

お勧めはオープニングの「サーカス」。ロバート・フリップのメロトロンの音色にヤラれます。
メロトロンとは、シンセサイザー以前の電子キーボドです。
キーを押すと音が録音されている磁気のテープ再生されるという超アナログで先進的な楽器。
B面全部の組曲「リザード」も素晴らしい。とにかく、プログレは曲が長い。


In The Court Of The Crimson King 邦題:クリムゾン・キングの宮殿 1969年
名盤です。叙情的で、壮大な曲は良くも悪くもプログレッシブロック(プログレ)を定義してしまった。ボーカルは、その後ELP(エマーソン・レイク&パーマー)に加入するグレッグ・レイク。

お勧めは、元祖ヘビーメタルロックの21st Century Schizoid Man(21世紀の精神異常者)。ギターリフがガッコよくボーカルが電気加工されている。20世紀に聴いた21世紀の精神異常者は衝撃的でした。
「Epitaph 」も叙情的で壮大。
歌詞 Confusion will be my epitaph. 混沌は我が墓碑銘
そしてラスト曲「The Court of the Crimson King」も壮大なオーケストレーションが感動的。

ISLANDS 1971年
実質、第一期キング・クリムゾンのラストアルバム
ボーカルのボズ・バレルは賛否両論でしたが、ジャズっぽいインプロビゼーションが好きです。
お勧めは、途中からの唐突なギターフレーズがカッコイイ「The Letters」、聴いていて切ないって感じがした隠れた名曲「Islands」。

In The Wake Of Poseidon 邦題:ポセイドンのめざめ(誤訳)1970年
1作目の延長ッて感じでしょうか?
お勧めは「Cadence And Cascade」地味なバラードだけどイギリスっぽい感じが好きです。




「Cadence And Cascade」


Earthbound 1972年
キング・クリムゾン第一期の驚きのライブアルバム。
音源は、客席から取ったカセットテープです。
どう考えてもブートレック(海賊版)。でもラスト曲の「Groon 」は凄かった。

番外編---------------------------


Mcdonald & Giles 1971年
隠れた名盤。最初のキング・クリムゾンメンバーのイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズがキング・クリムゾン脱会後に結成したバンド。
1971年発表の唯一のアルバム、ある意味キング・クリムゾンの音楽の後継でもあります。
とにかく、ジャケットが素晴らしい。
お勧めは「Tomorrow's People 」「Birdman」です。
プログレが進化して独自の知性と情緒の音楽(ブリティッシュロック)になった作品。

Cheerful Insanity of Giles & Fripp 1968年
キング・クリムゾンの前身のバンド Giles & Fripp 、フォークソングっぽい。

プログレ第二弾、次はピンクフロイド(これって面白いのか??)波






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