さようならVAIO SONYパソコン事業から撤退
ソニーがPC事業の売却を正式に発表しました。
買ったのは投資ファンドの日本産業パートナーズ株式会社 (JIP)。
VAIOブランドのPCを扱う新会社の設立を前提に、今年7月にも正式な契約をするとの事です。
ソニーからPC事業を購入する JIP は、企業が決算の重荷になる不採算部門を切り出した際に、独立事業として成立させるために設立された投資ファンド企業。
直近では(NEC)ビッグローブのカーブアウトにも関わっています。
当時、これほど軽いノートパソコンはあまりありませんでした。
しばらく、他社製品評価と言う名目で仕事で使っていたことがあります。
このシリーズはかなり売れたらしい。
やはり、会社の勢いを感じられた頃の製品です。そしてそのかっこよさに惹かれて家で買った製品が「VAIO W」です。
これは、キーボードディスプレイ一体型のディスクトップPCでディスプレイを閉じると、時計、CDプレイヤーとしても使え、なおかつテレビも観ることができる画期的なパソコンでした。
しかし、使っているうちに気づいたのがキーボードが一体型で操作しにくい。
AVに特化したカッコイイパソコンというコンセプトは良かった。
しかし、ソニーは画面をかっこ良くするためにWindowsをかなりカスタマイズしたために、バージョンアップで必ず問題が起きた。
結局、WindowsXPのSP2にバージョンアップできずに終わった残念なパソコンでした。
ソニーのパソコン事業から撤退はデジタル平家物語です。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」
世の中は変わりますね。
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