レコードを巡る冒険16 ブリティッシュプログレの終焉
今回は、ブリティッシュプログレの後期の話。
プログレは、70年代後半からアメリカで流行っていたフュージョンの影響を受け始めます。
はじめに
プログレには「カンタベリー派」と呼ばれるイギリスのカンタベリー出身者を中心にした音楽があります。
Bundles 邦題:収束 1975
ソフト・マシーンはカンタベリー派の中心的なバンド。ギタリストのアラン・ホールズワースの加入でフュージョンへの路線を進む。
YouTubeで改めて聴き直しましたが、十分にCoolなフージョンサウンド。
ブログレの一部はフュージョンへ変化する。
Yes We Have No Mananas 邦題:きょうはマニャーナで 1976
元ソフト・マシーンのメンバーケビン・エアーズのソロアルバムこのアルバムはプログレというよりも無国籍ポップです。
名曲「Blue 」この曲は泣けますね。
ジョン・グッドサル(ギター)、パーシー・ジョーンズ(ベース)、ロビン・ラムリー(キーボード)、ジャック・ランカスター(ウッドウィンド)らで結成、ドラマーにジェネシスのフィル・コリンズが参加して有名になった、ブランドX
Unorthodox Behaviour 邦題:異常行為 1976
フィル・コリンズのドラムが凄くって、超絶テクニック合戦(バトル)みたいな感じでした。邦題:異常行為はないね(^^)
Moroccan Roll 1977
レコードデザイングループ「ヒプノシス」のジャケットがカッコイイ。中近東風のジャズ・フュージョン。
そして、プログレが段々と飽きられてしまって中で登場したのが、最後のイギリスプログレスーパーグループUK。
ジョン・ウェットン(ボーカル、ベース)とビル・ブルーフォード(ドラム)、エディ・ジョブソン(キーボード)、アラン・ホールズワース(ギター)という夢の様なメンバー。
U.K.邦題:憂国の四士 1978
ジョン・ウェットンのボーカルがイイですが、あまりにスーパーグループのためメンバーがすぐ入れ替わります。バンド名がU.K.(ユナイテッド・キングダム)というのも凄いけで、邦題の「憂国の四士」もよく出来ています。これでは幕末の新選組だよ。(^^)
70年後半にパンク、ニューウェイブ、テクノ等のプログレッシブ(進歩的)な音楽が登場したため元祖プログレの人気がなくなります。
これにて、私の中ではプログレは終了。
次回はブリティッシュからアメリカへ移動します。
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