レコードを巡る冒険17 アメリカのAOR1
今回から、アメリカのレコードに関する冒険、先ずはウエストコーストへ
はじめに
アメリカものは、有名なアーティストのレコードしか持っていませんが、今聴き直してみるとソフィスティケート(洗練)されたAOR:Adult-Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)ものが多い。アメリカは60年代に色んなバンドが出てきて早くも70年代からRockの洗練の時代に入ります。
ウエストコーストといえばイーグルス。
このアルバムがターニングポイントになった「Hotel California」。
Hotel California 1976年
Rockの名盤。一つのコンセプト・アルバムでもあります。オープニングのHotel CaliforniaからA面ラストWasted Time
B面オープニング、Wasted Time (Reprise)からラストのThe Last Resort。
非常によく出来たトータルアルバムです。
学生時代、当時のRock喫茶必ず、このジャケットが飾ってあった。
個人的には2曲目のミディアムスローの「New Kid in Town」が好きです。
格好はむさくるしいけどサウンド、コーラスが、洗練されている。
そうしてもうひとつのバンドはドゥービー・ブラザーズ 。
ドゥービー・ブラザーズ はスラングで「マリファナ兄弟」
Minute by Minute 1978
ドゥービー・ブラザーズがAORにカジを切ったアルバム、これも名盤です。グラミー賞受賞曲「ある愚か者の場合」(What a Fool Believes) これは今聴いても名曲。
ツインドラムがカッコイイし、コーラスがソフィスティケートされている。
そして、イーストコーストのAORといえばボズ・スギャックスですね。
Silk Degrees 1976
これも名盤、当時のRock喫茶必ず、このジャケットが飾ってあった。カッコイイジャケットで大人っぽい感じがしました。
ここでビール飲んでボズを聴いたら気分はもう大人でした。
名曲「We're All Alone」ボズのボーカルって演歌歌手っぽい粘りがありますね。
Down Two Then Left 1977年
これもよく聴いたアルバム、ジャケットが残念な感じ。「Hard Times」ファンクぽく演歌ぽくってカッコイイ。
70年後半から速くもアメリカの音楽は「お洒落」なものに進化していきます。
さすがショービジネスの国、80年代お洒落Rockを予感させるサウンド。
AOR続きます。
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