ヘアスタイリストのセルフサティスファクション(床屋の満足)


伊丹十三のエッセイ「女たちよ」で床屋の自己満足の話が出てきます。晴れ

伊丹十三は、映画監督として有名でしたが、この人の初期のエッセイは非常に面白かった。
「ブルータス」「ポパイ」のシティーマガジンの出版される前にお洒落な文章を書いていました。
「女たちよ」は伊丹十三の初期のエッセイ集。(1968年)


昔の床屋さんって、妙に長い時間かけてチョキチョキとやっていました。
こんな必要ないんじゃない?
って思っていたらそれを文章で表現してくれた人が伊丹十三。


耳の上や首筋を必要以上に青青と、整然と刈り込まれてしまって、どこからどう見ても、床屋の美意識、床屋の解釈による、床屋の作品、という趣ではないか。
もしこの作品に名をつけるなら「床屋の満足」ということにでもなろうか。

「女たちよ」より引用

なかなかうまいことを言うなと思って今でも思い出します。

でも2014年で床屋の満足もないので、ヘアスタイリストにしてみました。
題して「ヘアスタイリストのセルフサティスファクション2014」
セルフサティスファクション(self‐satisfaction)ってスラングっぽい。

でも、46年たっても「床屋の満足」は色々な所にあります。


WindowsXPのサポート終了であまり話題にならなかったけどOffice2003もサポート終了となり、多くの企業が新しいOfficeに入れ替えました。

お陰でエクセルでグラフの作り方が分からなくなった。
誰も頼んでいないのに、わざわざ操作方法を変えなくてもいいのではないか?

正に「床屋の満足」マイクロソフト。波



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