市政をハックする ガバメント2.0


アメリカにあるNPO「Code for America」って組織が注目を集めています。晴れ晴れ

Code for America(CfA)は4年前に立ち上がった、行政がかかえる問題をITエンジニアを送り込んで、解決を助ける非営利団体です。
Codeとは、プログラム、プログラムするって言う意味でソフトウェアを作ること。





全米の自治体行政府に、Googleとかヤフーの一流のソフトウェアエンジニアが1年間送り込まれます。
プログラマーにとって役所は、もっとも嫌いな未開の地。

1年間の給料は35,000ドル、IT業界の給料としては決して高くはないけれど、600人ほどの応募があります。
自分たちの技術が社会の役に立つこと、意義のあるプロジェクトに参加できることに何よりも魅力を感じて参加する人が多く、殆どの人が前職から条件を下げての参加です。

1年間会社を休職して、例えばホノルル市のWebサイトを一新させる仕事をします。



道端のらくがきや粗大ごみ、道路に出来た穴をスマートフォンで写真に撮り、位置情報を添えてウェブ上にレポートすることで行政サービスの迅速な対応を可能にする「シー・クリック・フィックス(SeeClickFix)」というサービスもCfAの仕事。

「シー・クリック・フィックス(SeeClickFix)」




CfAの創立者ジェニファー・パルカのTEDでのプレゼンテーション。
彼女は、プログラマーでもあり活動家でもあります。

行政のIT化が遅れている理由は予算の問題もありますが、行政側にITのプロがいないため、IT会社が法外な値段をふっかけてくるからです。
それに、昔からのしがらみとかで、新規企業が参入できない。
しかも、そのCodeはオープンではないため、再利用ができない。
それを、市、県、国という各レイヤーでバラバラに開発している。


例えば、福岡市の図書館は本をWebで予約できますが、非常に使いにくい。
しかも、スマートフォン用Webがないので何か街で読んでみたい本が見つかった時も、iPhoneで予約するのは結構面倒です。
Amazon、TSUTAYAだったら、もっとスマートにWebとかスマートフォンアプリを提供できるはず。

日本でも「コーディングでより良い政府を作るプログラム『Code for Japan』の可能性について語る会」と題するイベント(写真1)が2013年6月20日、東京の国際大学GLOCOMで開催されました。

IT技術者も市民の一人です。市民が市政に関わる方法の一つ。
市政をITでハック(再発明)する。これがガバメント2.0(新しい行政のありかた)波波


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