テクノの逆襲2014 矢野顕子「飛ばしていくよ」が凄い
久しぶりにAmazonでCDを購入しました。
購入したアルバムは、矢野顕子5年半ぶりの待望のスタジオアンサンブルによるニューアルバム「飛ばしていくよ」。
矢野顕子とレイ・ハラカミによるスペシャルユニットである「Ynokami」に似たエレクトロニックポップスワールド。
レイ・ハラカミは好きなエレクトロ・ポップミュージシャン、浮遊感があってでドキッとする質感のるサウンドにはヤラれます。
2011年7月27日残念ながらレイ・ハラカミは亡くなりましたが、そのサウンドテイストは今回のアルバム「飛ばしていくよ」に引き継がれます。
今回はsasakure.UK、AZUMA HITOMI、松本淳一(MATOKKU)、砂原良徳、Marc Ribot's Ceramic Dog、BOOM BOOM SATELLITESといった若いアーティストと組んだ、矢野顕子のテクノ2014バージョン。
案外と知らていないけど、彼女はYMOのワールドツアーサポートメンバーであり、80年代のテクノの影響をもろに受けたミュージシャン。
YMO時代「在広東少年」
デビューアルバム『JAPANESE GIRL』から「電話線」がカッコイイ。
小田和正が聴いたら腰を抜かすほどに、もはや別の曲オフコースのカバー「YES-YES-YES」。
YMOワールドツアーの破天荒な演奏で海外人気も高い「在広東少年」のセルフカバー、洗練されたアレンジと最新のテクノロジーで完成度がアップしている。
そしてタイトル曲「飛ばしていくよ」のPV
パフュームで有名になったクリエイター集団ライゾマティクスが映像を担当していてかなりカッコイイ出来になっています。
ツアーはライブハウスでのオールスタンディング4会場のみ。
矢野顕子はデビュー当時から天才少女と言われた人で、デビューアルバム『JAPANESE GIRL』のサポートバンドのリトル・フィートのリーダー、ローウェル・ジョージが、矢野の才能に驚嘆し「僕たちの力不足でした。ギャラはいりません。」と言って泣きながらギャラを返したという逸話があります。
一方の天才少女は荒井由実。
最近の活動も対称的な2人ですが、若い人との性組み方の柔軟性は矢野顕子が優れています。
彼女のDNAは「新しいことへの好奇心」さすが元坂本龍一の奥さん。
このアルバムは、電子音好きにはお勧めします
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