あれから3年、放射能と幽霊


今日で、震災から3年経ちました。くもり

2011.3.11は日本・日本人を変えてしまった年でもあります。

自分のブログで振り返ると長いようで、短い3年。

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がんばれ日本


これは3年前の3月11日震災前に羽田空港で偶然に撮った写真です。
この日はちょうど東京に出張していて、福岡に帰る飛行機の中で震災が起きました。
私にとっても忘れられない日でもあります。


今回の震災は、淡路大震災等の過去の震災と全く異なる点があります。
それは放射能汚染。

災害で壊れたらその建物を立て直せば復旧する。
日本は地震国なので、これまでも大きな地震のたびに建物・道路・インフラを作りなおしてきました。
しかし、大規模な放射能汚染で家に戻れない状況が3年も続いています。

除染作業で大量な汚染物質が出ています。
この写真を観たら余計に心配になる。

放射能の安全性については、専門家の間でも色々な意見があり、よくわからないのが現状です。
化学反応ではない核分裂という物理反応の世界、誰もその安全性を証明できない。

だから、福島を立ち去る人もかなりいます。
特に、お子さんがいる人はやはり不安です。
ふるさと福島を捨てて逃げるのか?とも言われているらしい。


ここからは、あくまでも最近の個人的な考えです。

最初は、非科学的に放射能について不安を煽るのはいかがなものか?と思っていました。
しかし、もしアパート・マンションを借りる時にその部屋で自殺した人がいると知った時にその部屋を借りるでしょうか?
幽霊は信じないけどやはり借りたくはない。
放射能は科学ではなくて「こころ」の問題なのではないか、いくら除染しても放射線測定器を持ちながら生活するのは不安です。

だから、住んでいた所から他に移住する人を積極的に支援するという復興の考え方もあるのではないでしょうか?

元に戻すだけが復興ではないのではないでしょうか。波


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