ブログが登場する前からあった好きな4つのブログ(日記)


今日(3/13)は、私のブログに大きな影響を与えた4つの日記(昔のブログ)を紹介します。晴れ


現在当たり前の用に色々な人のブログが読めるイイ時代ですが、昔から面白い日記(元祖ブログ)は本で読んでいた。



村上春樹『村上朝日堂』(1984年)
意外かもしれませんが、村上春樹のエッセイはかなり面白い。
小説のイメージとは全く別の顔があります。
安西水丸のイラストと相まって洒落た感じの文章のうまさが光ります。
テーマといいセンスといい文章といい都市生活者のエッセイの理想型。


筒井康隆「腹立ち半分日記」(1979年)

最近のエッセイも面白いけど昔のSFが頃の話が面白い。
だいたい、この人はいつも怒っているけれど、昔から怒っている。

小松左京の他、星新一、福島正実、矢野徹、堀晃、伊藤典夫、豊田有恒、平井和正ら日本のSF界を築いてきた人々との狭くて心地よい人間関係から、五木寛之や生島治郎、田辺聖子、藤本義一ら他の文壇の人々との交流も面白い。


伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」(1961年)

映画監督として有名な伊丹十三ですが、昔は俳優であり、エッセイストでもありました。
この日記は、彼が宮本信子と結婚する前に書かれたものです。

世の中に「ポパイ」「ブルータス」のシティマガジンが無い時に都会的なエッセイの基礎ともなったお洒落な文体を創りだした人です。

テーマが、パスタの正しい茹で方だったり、イギリス車のジャガーの正しい発音の仕方「ジャギュア」等々、今読みなおしても十分面白い。

山下洋輔「ピアニストを笑え!」(1976年)
山下洋輔はフリーJAZZピアニストとして有名ですが、エッセイもめちゃくちゃ面白い。
ヨーロッパコンサートツアーの日記なのですが、ミュージシャンってこんなにも面白く尚且つ知的なのかと思い知らされた一冊。
タイトル「ピアニストを笑え!」は「ピアニストを撃つな」注)のヒネリでもあります。

注)「ピアニストを撃つな」
アメリカの19世紀西部開拓時代の酒場で、貴重な人材であるピアニストを喧嘩騒ぎの殺し合いから保護するために「ピアニストを撃たないでください」と貼り紙がしてあったという逸話でもあり、エルトン・ジョンの名曲「Don't Shoot Me I'm Only The Piano Player」でもあります。

やはり、プロ(文章を書いてお金をもらっている人)は、編集者・校正者等のチーム作業なのでクオリティが違います。

他にも紹介したい作家がいますね。
そのうち第二弾を書きます。(これも私の勝手)波










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