井上陽水、得体がしれないゆる~い大人たち
最近、NHKで放送された「井上陽水 マニアックカタログ」が面白い。
井上陽水は独特の世界感を持つ好きなミュージシャン。
リリカルでシュール、アイロニカルでユーモラスでもある。
「井上陽水 マニアックカタログ」は2月28日(金)深夜に放送された少し変わったドキュメンタリーです。
評論家・山田五郎との会話が面白い。
出てきたキーワードは「原節子」「ボブ・ディラン」等々。
2人でボブ・ディランの「見張塔からずっと」 (All Along the Watchtower)の訳詞で盛り上がっていました。
有限会社ネオローグ代表取締役で日本のジャーナリスト津田大介さんからみた井上陽水像もなかなか興味深く、井上陽水の頭のなかを少し垣間見ることができた気がします。
バックに流れていた音楽はブライアン・イーノ「アナザー・グリーン・ワールド」、これが非常にクール。
これを選曲したプロデューサーは、相当なセンスがある。(私が好きなだけ?)番組のエンディングで井上陽水が「プログレが気になる。」と発言し、山田五郎が「例えば?」と言うと「デビッド・ボウイ」と答え、すかざず「それはグラムだよ」と突っ込まれていた。
2009年にNHKで放映されたLIFEという井上陽水特集も面白い。
特にリリー・フランキーとの対談は同じ九州人ということもあり小さい頃の話とかレアな話題満載でした。最近は「笑っていいとも」にゲスト出演して、「タモリに贈る歌」を造って歌っていました。
同郷福岡の親友タモリに捧げた「タモリに贈る歌」。
井上陽水いわく「もし私が交通事故で明日死んだら、この曲が井上陽水の遺作になる。」
本当に、面白い人です。
福岡出身のタモリ、井上陽水、リリー・フランキーに共通する魅力があります。
それは得体がしれないけど、ゆる~くて面白い人達。
ガツガツしていないところが大人。
リリー・フランキーも日本アカデミー賞のスピーチで、
「わたしのような得体の知れない立場でこのような華やかな席に呼んでいただき、何と言って良いのかわかりません。」
と言っていましたが、この得体のしれなさが魅力です。
この3人の大人たちは現在、東京に住んでいますが、東京とは別の都市の匂いがします。
アジアに一番近い無国籍な別の土地な感じの福岡。
そんな井上陽水も全国ツアー開始します。『井上陽水 氷の世界ツアー 2014』
福岡にももちろん来ます。
チケットは取れるのか?
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