ミュージシャンがメイカー(製造業)になる日 ニール・ヤングの音楽プレイヤー


ミュージシャンのニール・ヤングが音楽プレイヤーを作ったことが話題になっています。晴れ

シンガーソングライターのニール・ヤングが設立したPonoMusicは、ミュージシャンがスタジオで作り上げたサウンドをそのまま伝えることをターゲットに開発したハイレゾ音源対応音楽プレイヤー「PonoPlayer」を発表しました。

音楽の一大転機はアナログ・レコードからデジタルCDになった時点に始まります。
アナログの周波数を数値に置き換えるのがデジタルサンプリングの仕組み。
どのくらいの周波数までどのくらいの数値に置き換えるかがサンプリングレート。


CDのサンプリング・レートは44.1 kHz/16bit、当時人間の聞き分けることできる周波数はこれで十分と言われていました。
でもそれでは足りないと主張しているのが、ハイレゾ音源。192kHz/24bitでサンプリングしたデジタル音源です。
ハイレゾにしても変わらないよという主張に、だったら自分で造ってしまおうと思ったのがニール・ヤングです。



ニール・ヤングは今年68歳のカナダ出身の有名なミュージシャン。
名盤「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」は好きなアルバムです。
日本では、年齢から言ったら井上陽水みたいな人でしょうか?
顔と声のギャップからしたら、山下達郎かもしれない。(^^)


この製品をクラウドファンディングサイト(ネットで多くの人から資金を集める面白い仕組み)のKickstarterで出資を募集し始めたところ非常に多くの反響を得ることになり、当時8000万ぐらいでいいかと思ったら4億円を越える出資が集まってしまったとか。


ノラ・ジョーンズ、スティング、ブルース・スプリングスティーン、エルビス・コステロ、ジャクソン・ブラウン、パティ・スミスなどの名だたるミュージシャンが絶賛。

ビデオはここから

ミュージシャンが、楽器作成したり、アドバイザーとして製品に関わることはあったけど、コンシューマー向けの製品を自ら造るのは初めてではないでしょうか?

ミュージシャンがメーカー(製造業)になった画期的な出来事です。
工場がなくても製品の作成はFabと呼ばれる台湾とか中国で作ってもらえるし、資本金はクラウドから調達することができる。
必要なのは、パッションとアイディアと技術とデザイン。
PonoPlayerの出荷時期は2014年10月頃をめどにしているとのことで、音楽配信サービスの「PonoMusic」もその頃にサービスを開始するものと思われます。

これは面白い世の中になりそうです。
欲しければ自分で造る時代。誰でもメイカーズ(製造業)波




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