Facebookのお買い物(買収)リスト


Facebookは、拡張現実技術のOculus VRの買収することを発表しました。晴れ

Oculus VRはヘッドマウントディスプレイで拡張現実を実現する技術を持つアメリカのベンチャー(最近はスタートアップとも呼ばれる)企業です。
2012年にクラウドファンディングのKickstarterによって資金調達を達成したばかりのスタートアップ企業です。まだ上場もしていない出来立ての会社。

買収総額は約20億ドル(2000億)、そのうち4億ドルは現金、残りは2310万株のFacebook株式によって支払われと報道されています。



「Facebookは、Oculusがゲーム市場で現在持っている強みを、通信、メディア、エンターテイメント、教育などの分野を含む新しい垂直市場に広げる計画だ」
とブログで発表していますが、一体何をしたいのでしょうか?

Facebookといえば最近メッセージングアプリ(日本ではLineが有名)WhatsApp社を190億ドル(日本円で1.9兆円)で買収したばかりです。


Facebookとしては、将来ライバルになるかもしれない10代の間で人気のあるメッセージング・サーヴィス「WhatsApp」を今の内に買収して自分の「友達」にしてしまう作戦です。

WhatsAppは現在、毎月の利用者数が4億5,000万人にのぼっており、その70%は連日使っているとのこと。


少し前にFacebookが買収した写真共有サイトInstagramの場合と同じように、WhatsAppを現在のWhatsAppという名称で引き続きほぼ独立したサーヴィスとして運営する予定。
つまり自分の支配下に置いて自由にさせておけば、ライバルにはならない。




この図は1998~2014年(2月)までに行われたIT企業の買収額を示す表です。
WhatsAppの買収は1位のHPによるCompaq買収($33.4B)に次ぐ規模の買収。
ちなみに3位は、HPによるEDS、4位はGoogleによるモトローラーの買収。

Facebookは約50社を2兆円を超える買収を行ってきたました。
創業10年の会社にしてはすごい数字。
しかも、未上場の段階で数十億円代の買収を25回前後行っていると考えたら、Facebookの買収好きはかなり凄い。

もしかするとFacebookのCEOマーク・エリオット・ザッカーバーグは、大の買い物好きではないでしょうか?
Facebookは株式の上場により何でも買える魔法の紙を持っています、それが自社株。

この株を握りしめて、好きなハイテク企業を物色しているザッカーバーグ。
彼はまだ29歳なので、他のIT企業のお年寄りのCEOよりショッピングが好きなのです。
何をセレクトするかでその人のセンスを自慢できるのがショッピングの醍醐味です。

世の中で一番楽しいショッピングは会社を買うこと。波






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